C44-100 JBL パラゴン  151 米松合板 パラゴンは存在します。

パラゴンは、1950年台末期から1980年代前半まで製造されていたので、それに関連することの一部が伝説化しています。

 例えば、米松合板を使用した 個体は存在するかというものです。

通常のパラゴンは、主要材料は、パーチクルボードです。

米松合板を使用したパラゴンは、いかにも音が良さそうです。

米松合板は、日本国内では、入手が難しいので現在でも希少価値があります。

ヤフオクで最近米松合板を使用したパラゴンを見つけました。

こちらで確認してください。→ https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p536880789

全体的に仕上げがたいへん素晴らしくタダものではないオーラを感じます。

細部を見ていくと木材パーツが異なることが分かります。

一見してわかるのは、前足上部の形状です。

これは、最初期のモデルですが、該当箇所が細身で素晴らしい曲線になっています。

年代が下るほど該当箇所が太くなるようです。

今後、米松合板を入手してレプリカを制作してみたいものです。

 

私も、この太さの違いは、以前から気付いていたので、細→中→太の3種類を削ってみました。

同じ条件の写真ではないと思いますが、違いが分かりますか。

 

こちらは、第一製造ロットの前足です。設計図の通り削ったのですが、これが米松パラゴンのそれと一番近い形状です。

 

 

 

これは、第二製造ロットの前足上部です。直径を2ミリ程太くしてみました。

こちらは、試験的に太くなるように削ってみました。 こちらも良い曲線が出ていました。