メルトニアン クリーム使用例
工具ポーチの例 靴手入れの例

靴の手入れ(シューズクリームの使用方法)
2色カラーの靴手入れ ブラックの靴手入れ

 

私の主人が使用している工具バッグ(ポーチタイプ)です。左が使用前・右が使用後です。生まれ変わったように皮の艶が蘇り、手触りも滑らかになりました。使用したクリームはバーガンディ145番です。ウエスにクリームを取り、色の禿げた部分を中心に刷り込みました。乾いてから乾拭きしただけです。

 

同じく違う種類の工具バッグです。ここまで変わると塗るのが快感(笑)になります。愛用のツールが美しさを取り戻し、また使用するのが嬉しくなります。こちらも同じくバーガンディを使用しました。色を選ぶコツとしては、素材の色よりやや薄い色を選ぶと良いと思います。素材は、グローブレザー(牛革)です。


 

手前がメルトニアンを使用後、向こうのものは未使用です。当然両方の靴の程度は同じでした。右側の靴の傷がついて色が禿げていたのも、左のように色・艶ともに、周りの状態と違和感なく美しくなりました。同じようにウエスで刷り込み、乾拭きしたのみです。上のツールバッグと同様に使用したクリームはバーガンディです。ツールバッグと靴は色が違いますが、同じクリームで違和感なく、仕上がります。つまり、革製品と全く同じ色のクリームでなくても、応用が効きます。

 

正面から見た状態です。右の靴も左の靴と同程度にかき傷がありましたが、かなり綺麗な状態になりました。素材は、カーフスキン(牛革)です。

 

 

 


 

2色カラーの靴手入れ

 

今回は、当店の商品を使用して、靴みがきの手順を紹介します。
この靴は、約10年前に購入し、ビジネスシューズとして、毎日使用しているものです。
アッパーは、カーフスキンのコンビの靴です。
ソールは、スポンジ製です。
ご覧のように、約1ヶ月履き続けていましたので、少々キズがついたり、型崩れもしています。

まず、かんたんに汚れ落としをブラシで行います。
靴に付いた砂や泥を落としていきます。
特に縫い目の周りやソールとアッパーの隙間の汚れを丹念に落とします。
使用しているブラシは、馬毛のもので、適度な硬さを持っています。

次にブラシで取れなかった汚れを、メルトニアン クリーナー#183で落とします。
ご覧のように、クリームを少量ずつウエスに取ってこれから靴に摺り込みます。

クリーナーを摺りこんでいるところです。
ウエスについている汚れは、前のクリームをクリーナーで拭き取ったところです。
クリーナーを使用する過程は、汚れがひどい場合必要ですが、汚れが少ない場合は、直接カラークリーム等を塗っても問題はありません。

摺り込んだクリーナーをふき取っているところです。

クリーニング完了です。
次の工程は、いよいよカラークリームの出番です。

使用したクリームはバーガンディ#145です。
クリームを少量ウエスに取り、靴に摺り込みます。

バーガンディのクリームを小さな円を描くように、全体にまんべんなく摺り込んでいます。
特に、縫い目や折しわには、よく摺り込みます。
この写真は、見本なので、多めにつけていますが、本来よく伸びるクリームなので、もう少し少量でも十分です。

次にクリームのブラック#2を黒い部分に摺り込みます。
ここでの注意は、バーガンディの色と混ざらないようにすることです。

右側の靴にカラークリームを摺り込んだところです。
このまま5分から10分ほど、おいて、皮革にクリームを浸透させます。
カラークリームを塗って、艶出し前の状態で、まったく艶が出ていません。
参考までに左の靴は、今回まだ何もしていません。次の工程は、艶出しです。

5分後、乾拭きをしているところです。
最初は、艶が出ませんが、何度か擦ると艶が出てきます。
ウエスは、乾燥した綺麗なものを使用してください。

磨き上げ完了したところです。
これから当店が販売予定の靴紐(27インチ茶色、蝋引き)に付け替えます。

靴紐を付け替え、パリッとしたところです。
さらに型崩れ防止と湿気と匂い除去の為、ウッドロア シューツリー(当店販売)を付けます。

シューツリーを入れ、型崩れを補正したところです。
これで、革靴のシューズケアは一応完了です。
左の何もしていない状態から、右のパリッと仕上がった状態を比較して下さい。



 

ブラックの靴手入れ

黒のビジネスシューズを手入れします。
この靴は、10年ほど前に購入したもので、アッパーはカーフスキン、ソールは、革底のサドルシューズです。約1ヶ月間、仕事で履き、汚れて型崩れしています。
汚れを落とす為、ブラッシングを行っています。アッパーとソールの間を特に丹念にブラシをかけています。使用しているブラシは、馬の毛100パーセントのものです。
クリーナー#183で汚れを落としています。
摺込むように、塗り広げ、ふき取ります。
汚れが余りない場合は、この工程を省略してもいいと思います。
次に、カラークリーム ブラック#2を塗り広げます。
小さな円を描くように、クリームを皮革に浸透させていきます。
右側の靴は、クリームを摺込んだ状態です。今はクリームを皮革に付けて置いているので、艶はありません。
左側の靴は何も塗っていない状態です。このまま5分から10分おいてクリームを皮革に浸透させます。
ウエスで、拭きあげているところです。最初は艶がでませんが、数回擦り続けるとご覧のように、艶が出てきます。
磨き上げが完了し、キーウィ ヒールソール仕上げ剤(コバインキ)で、ソールを仕上げています。塗布するだけで艶がでます。
このように、ソールに艶が出ます。キーウィヒールソール仕上げ剤は防水効果もあります。
当店販売(予定)の靴紐を付けて、ウッドロア シューツリーを入れ、型崩れを補正したところです。何もしていない左側と比較して、パリッと仕上がっているのがご覧頂けると思います。
番外編として、メルトニアン カラークリームがどれだけ、撥水性能があるかを紹介します。左は、水をつま先にかけているところです。右の写真は、その直後の状態です。クリームを塗った右側は、殆ど水をはじいています。