スピーカーパーツ加工教室 その2 ぺーパーダストキャップの加工

今日は、ぺーパーダストキャップに穴を開け、そこにスクリーンを張り、アルテック調のダストキャップに仕上げる加工を説明いたします。

用意する材料と道具等は、

◎アルテック用のペーパーダストキャップ(品番DCP4124 JBL用のダストキャップよりもカーブが浅く平坦である。)

◎スクリーンダストキャップ(品番DCS3875 全体の材質がメッシュで出来たスクリーンダストキャップ。 )

◎円形カッター(オルファ社)、ノギスや物差し、サンドペーパー240番程度 接着剤WD32、綿棒があれば結構です。

 

今回の加工は、具体的には、ダストキャップのセンターに30ミリの穴を開けそこに、スクリーンダストキャップから切取ったスクリーンを貼り付けて完成とします。

1 まず、ペーパーダストキャップ (品番DCP4124)のセンター 直径30ミリの穴を開けます。円形カッターで切取ることは、簡単ですが、円形カッターのセンターを探すことは、至難です。 直径と思われるところに糸を張りその円弧の中点をセンターとしましたが、精度が良くありませんでした。私は、鉛筆の先にバランスを取って載せたところがセンターとする方法を採用しました。紙が均質であればセンターということに理論上なります。センターをピンポイントで見つける方法がありましたら、ご教示下さい。

2 センターが決まったら、半径15ミリで、円形カッターの針をセンターに突刺し、切取ります。サンドペーパーで切取った箇所を整えると良いでしょう。

3 スクリーンダストキャップDCS3875から半径17ミリで円を切り取ります。メッシュ地に円形カッターのセンターを突刺すことが出来ませんので、 円形カッターのキットに入っているプラスチック製の保護用支点(粘着性のあり)を付けて、写真のように切取ります。

4 切取ったメッシュ地をダストキャップのセンターに貼付けます。接着剤は、WD32を綿棒で、塗布しました。 作業のポイントは、センターのメッシュには、球面を切取ったものを使用することです。平面のメッシュを使用すると、開口部が不自然な仕上がりになると思います。

 メッシュ地を接着したところです。

 

 アルテック515B用のコーン紙に載せて撮影してみました。