2013年11月

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 新製品のご案内(コーン紙等)です。後日、詳細データをお知らせいたします。

 

JBL 125A、127A用のコーン紙です。直径が228ミリ、ボイスコイル口径50ミリです。

 

JBL 125A、127A用のカップスパイダー(ダンパー)です。ボイスコイル口径は50ミリです。

今回ボイスコイルは、入荷していません。

 

直径155ミリの小さいコーン紙です。紙製一体型のフィックスドエッジです。ボイスコイル口径は、19ミリです。

中心から外側に向かって、糊付けされています。P601等の小さなスピーカー用の補修用です。ボイスコイルも

ダンパーも取り扱いしています。

 

JBL2420,2425等の16Ω仕様のダイアフラムです。振動板は、チタン製です。

 かなり以前の8月4日に「JBLD260(D208) のリコーン その1 分解編」として作業に着手しましたが、そのまま手つかずの状態で、3ヶ月以上放置していました。

最近、D260をリコーンして新しい音が聴きたくなったので、気になるパーツを集めていました。

今回のキットの目玉は、ボイスコイルとダンパーです。

ボイスコイルは、以前は丸銅線仕様でしたが、銅リボン線エッジワイズ巻きのものを採用しました。

より繊細な音になるのではないかと思います。

ダンパーは、オリジナルとほぼ同じ大きさのものを採用しました。 組み上げるのが楽しみです。

  

JBL D208 用 リコーンキットです。 後ろのD260は、クリーニングして、黒艶消し塗装しました。

  

 

コーン紙は、直径50ミリのボイスコイル開口を開ける加工が必要です。

 

ボイスコイルは新製品です。小さいながらも銅リボン線エッジワイズ巻きです。

ダンパーも新製品です。オリジナルと同じ仕様です。

 

JBL D130 に 150-4C,K145,E145,150-4Hに適合するコーン紙を取り付けた実験リコーンは、

先日の店長日記でお伝えしました通り問題なく完了しました。

C45メトロゴンの組み込んで、音出ししました。

リコーンの際に、なるべく軽く動くコーンにしようと意識しました。

例えば、ダンパーは、D130よりも柔らかいものを使い、クロスエッジは、薄くダンプ剤を塗布するなどしました。

その結果、ウレタンエッジ程ではありませんが、D130で使用されているフィックスドエッジに比べてかなり動き易いコーン紙になりました。

その効果で、聞いてすぐ低音が豊かになったことが分かりました。

豊かになったのですが、決して肥大した低音ではなく、制動がよく効いたヌケの良い低音です。

周波数特性を計っていませんので、数字的に説明できませんが、少し低い方までレンジが確実に伸びたようです。

ただし、そこは、2231系の重いコーン紙と比較すると全く違う軽めの低音です。

しかし、130系の軽量コーンよりは、重く迫力がある低音になりました。

ボックスに取り付けたばかりですので、これからエージングが進めば、さらに良くなると思います。

今日は、リコーン作業を行いましたので断片的ではありますが、写真 で作業内容等をご説明いたします。

今回のリコーンの目的は、C45 メトロゴンレプリカに入れた D130 の低音が不満で、150-4cに類似したコーンを使用してよりパワフルで豊かな低音を目指すという実験プロジェクトです。

奥行きが130系コーン紙と比較して約10ミリ長いコーン紙を使用していますので、厚いガスケットでフレームを高くしてコーン紙が納まるように作業しました。

 

リコーンの作業を始める前にです。やはり以前接着剤や汚れを取り除くことが、失敗しないリコーンの基本だと思います。

特に、ギャップに詰まったゴミは、音に関係しますので、このように両面テープを紙に巻いて、ギャップにさしこみ

汚れやゴミを取り除きます。

ボイスコイルの引出し線にリード線を半田付けしておきます。

D130 場合 ボイスコイルの上端から8ミリの所に印を回りに付けます。その印の位置にダンパーを接着します。

写真では、コイルが上下逆になっています。

接着したところです。

ギャップにセンタリング用のフィルムとボイスコイルを差し込みセンター出しします。ダンパーと本体を接着します。

コイルが、水平になるように接着します。

次に今回のリコーン実験の目玉であるガスケットの取付です。使用したガスケットは、厚さが、13.6ミリもあるので、

そのうち10ミリを使用して残りは廃棄します。するめいかの様に裂くと簡単に分けることが出来ます。

 

8本分 厚さ10ミリに裂いたところです。

D130のフレームをガスケットを使用して約10ミリかさ上げしました。

次は、コーン紙を取付ます。ついでにダンプ剤で、クロスエッジをダンプしています。今回は、豊かな低音を目指していますので、

エッジは柔らかいほうが都合がよいので、薄く1回のみ塗布しました。白く見えるのがダンプ剤ですが、乾くと透明になります。

 

コーン紙に2箇所穴を開けてリード線をターミナルの方に半田付けして繋ぎます。

最後に、コルクガスケットを取り付けて完成です。

横から見るとこんな感じです。奥行きが約1センチ長くなっています。

ガスケット部分のアップです。

約1センチ奥行きを伸ばしただけですが、ご覧の様に、コーンのカーブは、アルテック515と同じ位に急傾斜になっています。

C45 メトロゴン レプリカに取り付けての試聴は、後日記載します。

私の長年の計画では、C45 メトロゴンを自作して、低音用ウーハーとしてJBL K145をつける予定でした。

その為に、買い集めたK145でしたが、先日メトロゴンに装着しようとしましたが、サイズ的に全く 適合せず、装着をすぐあきらめました。

後で、お客様(メトロゴンにK145を装着されている方)から、ユニットを削るか、ボックス側を削って装着していることを教えて頂きました。

販売用なので、削ることができませんので、とりあえずJBL D130をウーハーとして試聴していました。

しかし、重低音の物足りなさを感じて、今回D130をリコーンして、150ー4Cに類似したウーハーを目指しました。

JBLの130系 のコーン紙よりも1/2インチ(12.5ミリ)奥行きが長く、コーン紙の振幅が、大きく取れるように、柔らかいダンパーとクロスエッジ仕様にしています。

今日は、メトロゴンからウーハーを外して、コーン紙等を取り除いて、ユニットの清掃を行いました。明日、本格的にリコーン作業を行います。  

 

D130から150-4Cに類似したウーハーに変更するためのキットです。奥行きの深いコーン紙、分厚いガスケット、柔らかいダンパーなど通常D130キットから大幅変更です。

 

奥行きが約12ミリ長いコーン紙を使用する為に分厚いガスケットを使用します。したのコルクガスケットと比較して厚さがわかると思います。

奥行きが長いので、このような紙工作で、正確に円形にカットします。ボイスコイルの開口は直径100ミリです。

カット後です。左の150用のコーン紙は、奥行きが75ミリです。 右は、130系のコーン紙で奥行きが65ミリです。約12ミリ、嵩の高い

ガスケットで、この奥深いコーン紙をD130のバスケットに装着させます。

      

当社は、数十年前のビンテージスピーカーを蘇えらせて、現在でも発売当時の音を再現できるパーツの発掘、販売を行っています。

今回は、そんなチャレンジです。復元できないと思われていたタンノイのリコーンキットを入手しましたのでご紹介いたします。

前もって申し上げますが、海外から入手していますので、入手できた商品が、イメージと異なることは、よくあることです。

今回入手したのはタンノイ HPD385用のキットです。

コーン紙は、HPD独特のリブ(コーン紙の裏についている)が残念ながらありません。

また、独特の幅広エッジではなくm字型のクロスエッジ変更されています。

思うにオリジナルの再現は、リブの装着も複雑な形状のエッジの再現も難しいようです。

このキットが、仕上がりの形状は、別としてもHPD385のユニットに適合するように設計されているようですが、

自信を持ってお客様に販売できるところまで行っていません。 適合するか否か確認して販売したいので、しばらく時間がかかり

そうです。 個別のパーツは販売可能ですので、お問い合わせ下さい。

 

 

タンノイ HPD385 用リコーンキットの全貌です。

 

ダンパーにボイスコイルを装着したところです。ボイスコイルは、丸銅線4重巻きですので、コイル部分の厚さは1.3ミリもあります。

 

コーン紙にスクリーンダストキャップを置いてみました。また、エッジ部分にタンノイ用のエッジも置いてみました。コーンのエッジの

糊代が、販売しているSF TANNOY 15”エッジと同じ大きさなので、とりあえずコーン紙はHPDユニットに適合するようです。

 

以下は、タンノイ HPD 385用リコーンキットの詳細データです。

新入荷のコーン紙その他パーツご案内です。

パーツの詳細については、新入荷の都度、写真入りデータを全パーツ作成していますのでご覧下さい。

 

 

 先日入荷いたしました新製品(エッジ)の詳細データが出来ました ので、お知らせいたします。

なお、コーン紙やボイスコイルの新製品 データも後日お知らせいたします。

新製品(エッジ)のご案内です。 サイズは以下の通りです。詳細データは後日お知らせ致します。

SF512

  外周直径       : 132㍉

   ロール外周直径 : 121㍉    

   ロール内周直径 : 106㍉

   内周直径       :  98㍉

SF 4.505 

  外周直径        : 108㍉ 

  ロール外周直径   :  95㍉   

 ロール内周直径  :   74㍉

  内周直径       :    66㍉

SF 4.350 

  外周直径        :  111㍉

  ロール外周直径  :   102㍉  

  ロール内周直径 :     70㍉

  内周直径       :    57㍉

SF 511

  外周直径       :    122㍉ 

 ロール外周直径  :      111㍉    

  ロール内周直径    :      91㍉ 

  内周直径         :       83 ㍉

SF 15W & JL Audio 

外周直径        :     370㍉ 

ロール外周直径 :     358㍉    

ロール内周直径 :      301㍉ 

内周直径    :        287㍉

完成してから、数日間、試聴を繰り返しました。
メトロゴンの発する独特の音場についてわかってきましたので、お知らせします。

① リスニングポイントが割合広いこと
 ベストリスニングポイントは、スピーカーセンター前 3メートルくらいです。
メトロゴンはリフレクターに音が反射しますので、スピーカーの直前の50センチ(スピーカーの両端をはずれていけません)からでも十分ステレオ効果があり良い音が聞けます。、極端に思われますが、リフレクターの反射効果もあり、それが可能なのです。従って、スピーカーに近づいて聴いても、離れて聴いてもオフセンターの位置で聴いても、良い音がする不思議なスピーカーです。

② リスニングポイントは高さ約60~70センチでやや低めです。
スピーカーの前、3メートルで直立して聴いた場合、リスニングポイントが高すぎて中高音域が
やや不明瞭になります。
フロアに直接座って聴くか、低いソファに座って聴くことをお奨めします。
その理由として、天板のひさしが前に突き出ていますし(上方に音がいかない設計)、リフレクター板の高さが80センチ(反射板をはずれると音が広がりません)しかありませんので、高いリスニングポイント(高さ1メートル以上)は、メトロゴンには適しません。

以上2点から、メトロゴンの再現する独特音場は、割合狭いお部屋でも適することがわかります。
日本の家屋の畳のお部屋でも安定した場所に設置すれば、横になって聴いて良い音を楽しみ頂けます。

先日 完成したメトロゴンを試聴しました。

低音域: D130(弊社のキットでリコーン済み)

中高音域: 2420(弊社販売のチタンダイヤフラム)  + H5040

上記2ウェイ方式で、試聴しました。

オリジナルの組み合わせの205システムに近いものです。

クロスオーバー周波数 500ヘルツ

2ウェイ方式ですから、全体的にナローレンジです。

フリースタンディングのスピーカーと異なり、左右に音が音像が広がるタイプではありません。

箱は概して、良く鳴るほうです。

しかし、不明瞭な制動の効いていない鈍い低音では、決してありません。

その鳴きを利用して、音作りをしているようです。

これは、メトロゴンのボックスの箱鳴りの性質を前提として製造したキャラクターであると思います。

D130のキャラクターで、重低音域は不足していますが、中低域は明るくはずみ、分解能が非常に良い音です。

この構成ですと、ジャズ向きに思います。

中音域は不満はないのですが、500ヘルツで繋いでいるので、この小さいH5040のホーンでは、ホーンロードがかかっていないのではないかと思います。

JBLでは、この組み合わせでは、1200ヘルツのクロスオーバーを推奨しています。

 

中音域はクリアで明快な張りのある音が出ています。

高音域はH5040がほぼ直角に曲がっていますので、高音域が少々犠牲になっていると思われ、不足気味です。075ツイーターが欲しいところです。

 

1962年の2 JBLカタログのメトロゴンの説明文を一部、一部紹介致します。

(私が訳しておりますので少々意訳になっています。)

  メトロゴンは、程よいサイズのボックスから全帯域のステレオ音を発するユニークな再生装置です。

メトロゴンは2つのスピーカーシステムを内蔵しています。

また、カーブした音響リフレクターパネルが有効に機能するように、慎重に中央に配置されています。

その結果、横幅180センチ超の広さに立体的なサウンドステージを再現致します。

そこには、ライフパーフォーマンスのイリュージョンを台無しにする中音域の空白や、ハーモニーを損なうバラバラの演奏者は存在しません。

昨日、メトロゴンに取り付けるユニットをご紹介しましたが、ウーハーのK145は取付が全く不可能でした。

K145は直径が400㎜ありますので、通常のJBLの38センチウーハーよりも一回り大きいので、狭いメトロゴンのバックキャビティには、全く入りませんでした。

残念ですがそれをあきらめて、代わりにD130 を入れました。

以前に、メトロゴンのユニット取付の作業をされた方々は、異口同音に「この交換作業は、困難で時間がかかる」と仰っていましたが、私もドライバー・ホーン、ウーハーを取り付けてみて、その通りだと思いました。

狭い所に片手を突っ込んで、手探り状態で重いユニットを取り付けなければならないからです。 

 

取り付けた中音 ドライバー2420+ホーンH5040と D130です。ツィーターは、入れていませんのでカバーを付けています。

 

 10月末日に念願のメトロゴンが完成いたしました。 メトロゴン等のヴィンテージスピーカーの再現と並行して、

何年も前からメトロゴンやパラゴン等に組み込んで聴く、JBLのスピーカーユニットを集めてきました。

今回長年の夢が叶ってメトロゴンに入れて試聴したいと思います。

 

左上から時計周りに、H5040ホーン、K145ウーハー、3115ネットワーク、2405Hツィーター、2420中音ドライバーです。

残念ながら2405Hツィーター用のネットワークは、入手していませんので、当面は、2ウェイで視聴します。

これが、最も入手が困難なH5040ホーンです。500ヘルツ以上で使用します。ただしJBLの推薦の使用

帯域は、1200ヘルツ以上です。