2013年9月

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 メトロゴンの製作も終盤です。

本体内側にクリアラッカーを塗布して、バッフル板と裏面には、つや消し黒をペイントしました。

オリジナルは、内部をペイントしているか不明ですが、湿気で膨張しないように念のためにラッカーをペイントしました。

 

 さらに、各種のカバーを製作しました。

以前にも申し上げましたが、 メトロゴンの場合は、ユニットの組合例が13種類もあります。

ツィーターを使わない組合せや中音ドライバーホーンを使用しない組合せがあるため、

開口部を塞ぐカバーが必要になりますので各種カバーを作りました。

 

右側のバッフル板  ツィーターとスコーカーのカバーを取付けています。

拡大写真

 

左 スコーカー、右 ツィーターのカバーです。

ダクトをカバーしたところです。設計図では、コメントしていませんが、ダクトを全部カバーした場合は、密閉型ボックスで

使用するということなのか製作の意図が疑問です。

ダクトカバーを開けたところです。

バックパネルのネットワーク用の開口とそのカバーです。

ウォルナット突き板のオイル仕上げを行いました。

使用したオイルはワトコオイル(ミディアムブラウン)です。

始める前に色むらが出ないか心配でしたが、あまり目立つ色むらは無くて安心しました。

ウォルナットの味のある木目がクッキリ浮かびあがり満足です。

作業は、オイルを塗って、サンドかけを行うことを数回反復せねばならず完成まで時間と労力を要します。

 

白かったウォルナット突き板がオイルの塗布で木目がクッキリします。

左バッフル下

天板

リフレクター板上部

今日は、本体の天板周りに角型モールディングを接着剤で取り付けました。

角型モールディングの材質は胡桃材ですが、白木のままです。

後日、本体と同系統の色に着色します。

 

オイル仕上げは、時間と労力を要します。

オイルを塗布して、サンドかけしてまたオイルを塗布して・・・の反復を数回繰り返して

滑らかなしっとりした表面に仕上げます。

 

ワトコオイルを表面に筆で塗布したころです。約30分後拭き取りにサンドかけします。

因みに、ワトコオイルの色は、ナチュラルです。

巨体ですのでサンドかけもペーパーを沢山消費します。

 

モールディングを天板周りに取り付けたところです。まだ白木のままですから馴染んでいませんね、

C45 メトロゴン レプリカ製作 仕上げは、ワトコオイル仕上げを行う予定です。

注文しているオイルが未着なので、今日は、モールディングとルーバーのサンドかけを行いました。

ベルトサンダーで作業を行いました。

パーツが小さいので指先を回転しているベルトサンダーに接触し、火傷してテンション低めです。

 

サンドがけしたルーバーを立ててみました。色はまだ白いですが、オイルで着色すると木目が浮かび上がります。

ルーバーの足元です。溝を切っていますので、それでルーバーを固定しています。

天板の外周です。周囲にモールディングを差込ます。

 

 

本日、遂に本体とリフレクター板を合体させました。

はじめて合体させるのは、不安でした。

なぜならば、設計図とおりに部品を製作していますが、はじめてですので、

本当に部品相互に適合するか疑心暗鬼でした。

しかし、マジックのように綺麗に適合して、 メトロゴン の独特の優雅なスタイルになったのです。

まだ完成前ですが、ここまで出来た メトロゴンを、長時間眺めていましたが、

その形状の美しさにウットリしていました。

 

本体の上からリフレクター板を落としこみました。緊張の一瞬でしたが、精度良く所定の位置に収まり

ました。突き板はエボニー(黒檀)です。

正面左下です。ここも絶妙の位置にパーツが収まっています。

天板です。天板の木目の美しさをご覧下さい。(まだ未仕上げです。これからオイル仕上げの予定です。)

本日は、「中秋の名月」で「満月」でしたので月見をしました。

空は、快晴ではっきりと見えました。皆様の所では、見えましたでしょうか。

レプリカ製作の方は、天板の周りの角型モールディンの取り付け準備を行いました。

パームルーターにスロットカッターを取り付け切り込みを入れました。

 

円盤状のスロットカッターです。歯の厚さは、3ミリ超です。

カットしているところです。既に仕上げ段階ですので、ミスはできませんので慎重に作業を進めました。

この様に角型モールディンを取り付けます。角型モールディンは、胡桃材です。まだ角張っていますすが、

ペーパーがけして丸く仕上げます。

 

一歩一歩ですが進んでいます。

今日は、 リフレクター板に 突き板を貼りました。

いつもと同様に、リフレクター板と突き板の両方にメラミンボンドを塗布して半乾燥状態で貼りあわせて

アイロンで熱圧着して貼りました。その後、トリマーで余分な突き板をカットしました。

 

エボニー(黒檀)の突き板を貼ったリフレクター板です。

上部は、ダムの上部の様な形状です。上面に1本痕が残っていますが、トリマのベアリングの痕です。

サンドペーパー掛けで消えます。

上部のアップです。

上部の裏側です。こちら側も、首から上が露出しますので、突き板を同様に貼ります。

 

 

 

 

 

今日は、台風18号が東海、関東、東北を縦断しました。

皆様の地方は被害がなかったでしょうか。

被害にあわれた方には、お見舞い申し上げます。  

さて、今日の作業は、天板に突き板を貼りました。

一番広い部分の突き板貼りですが、難度的には、簡単な作業です。

四角い突き板に接着剤を塗布して貼り付けアイロンで押さえて、

ルーターでカットして完了です。

 

天板の大きさにカットした突き板にメラミンボンドを塗布したところです。メラミンボンドは、乾けば

無色になります。

いつものボッシュ パームルーターでトリミングします。

トリミング完了です。ウールナットの木目は、仕上げ前ですので、くっきり浮かび上がっていませんが、

美しい木目です。

 

今日は、天板に突き板を貼ろうとして作業していましたが、予定を変えて、リフレクター板の加工等を行いました。また、フロントのパネルについても加工しました。このフロントパネルは大きさにして縦50㌢横12㌢の小さなパーツですが、最後に取り付ける複雑なパーツです。周りの5つのパーツとがっちりと結合しますので、形状が複雑になっています。

フロントパネルです。右側に出ているものは、突き板です。取り付け後切り落とします。

左側のフロントです。バッフル板の汚れは、丸鋸の焼けです。今度新しい丸鋸を

導入します。

フロント上のアップ画像です。溝のところにフロント板がはまります。茶色に見えるところは、接着剤の跡です。

フロント下のアップ画像です。左側の側板とは、ロックマイタージョイントで接合します。

 

今日は、リフレクター板の組み込みのために細部を調整しました。 

設計図では、大きい材料で余裕を持って一つのパーツを形成するので、

本体に組み込む場合は、適合するようにサイズ調整が必要になります。

ちなみにリフレクター板は、厚さが20ミリ(突き板を含む)ありまして重く強靭です。

パラゴンのリフレクター板は、厚さが約10ミリでメトロゴン のそれよりも厚さが薄いです。

(ただしパラゴンの場合インナーにもう一重リフレクター板があり、2枚の構成になっています。)

 

右側のバッフル周辺

リフレクター板を本体に差し込んでみたところです。外して、突き板を貼ってから

再度差し込んで接着固定します。パラゴンのように取り外し分解できません。

左右には、突き板をすでに貼っています。

ボックス内部です。

リフレクター板がボックスの一部を形成していることが、良くわかると思います。

 

 

 

今日は、バッフル板を左右に立てて天板を載せて、ボックスを組み立てました。  

ふと思ったのですが、C45 メトロゴンの躯体はまるでダックスフントに似ています。

それは、足2本が左に寄り、もう2本は右に寄っているから、中央には足がないので、

躯体の剛性があまりないと思われます。

したがって設計図に記載のない補強を少し行っています。

木ねじ使用本数増やして、接着剤を併用して強固に組み立てしています。

組み立ては、設計図が正確で、しかも材料を正確にカットしたので、

サイズの手直しはほとんどありませんでした。前面にリフレクター板が入ります。

後ろからです。左右の板は、メンテ用で取り外し可能です。中央の板は、取り外しできませんので

特に強固の取り付けています。

先日、JBL 125A用エッジ OLDタイプ(NEW タイプよりもフィットするもの)を入荷し、出品する旨をお伝えしましたが、それらは残念ながら、B級品でした。

大変申し訳ございませんでした。

それらは、仕入れ先が間違って、送ってきたようです。

その間、JBL 125A用 OLDタイプをご注文頂いたお客様には大変ご迷惑をお掛け致しました。
その際にはなるべく程度の良いものを割引価格で販売させて頂きました。

今回は、残っているB級品を出品させて頂きました。
B級の程度を写真にて紹介しています。
ご使用は可能ですので、どうぞよろしくお願い致します。

 

■JBL 125A用エッジ ペア(2枚) OLD タイプ  価格 1,500円

http://www.hobbies-n-things.com/product/427

今回のC45メトロゴンの レプリカ製作は、オリジナル設計図に忠実に製作しています。 

主要材料の パーティクルボードは、もとより木ねじ、金具、製作手順等オリジナルとほとんど同じです。

しかし今日は、これに背き補強を3箇所入れました。

同じサイズの木材を使用して側板にグルーブロック(接着を確実にするパーツ)を装着しました。

 

底板に側板を垂直に設置しています。側板の根元に設計図にはないグルーブロックを付けました。

ゼブラウッドの突き板を側板に貼りつけています。

こちらは、中央の仕切り板ですが、同じく設計図にはないグルーブロックを付けました。

2020年のオリンピックが 東京で開催されることになりました。

オリンピック開催で日本が発展することは、たいへん喜ばしいことです。

今日は、フロントのサランネットを作成しました。

3種類のネット生地を購入していましたので、2枚づつ計6枚のネットを作成いたしました。

オリジナルのネットは黒ですが、気分によってネットの色を変えれるようにしています。

 

ゴールド、茶、シルバーの3色です。

サランネットは両方の木片にステープラーで取付けています。

バッフル板前にネットを取付けたところです。金色のネットは少し

派手な感じがします。

JBL 2203は、JBLのウーハーユニットでは、珍しいモデルであまり市場には出ていないようです。

このユニットの特長としては、30センチ口径の重いコーン紙でFゼロも低く超低音まで再生可能なウーハーです。

レアな4315Aモニターのウーハーとして使用されていたので、ユニットもレアなのです。

丁度 超有名な2231の30センチバージョンとご理解していただいて結構です。

先日 お客様からのリクエストで、このキットのパーツを入手いたしましたので2203用キットを販売開始いたします。

残念な点が一つありまして、オリジナルの2203は、エッジが一山のウレタンエッジですが、

このキットのコーン紙は、二山のm字型のクロスエッジですので、

オリジナルと同じ様にウレタンエッジに交換する必要があります。

 

以下2203リコーンキットのパーツ詳細データです。

9月に入って業務が多忙でなかなか製作が進展していません。

業務の合間に突き板を貼ったのでその写真を掲載しました。

底板の木口に貼ったところです。

水平方向も、垂直方向もピタット貼らないと隙間ができ仕上がりが悪くなります。

裏側です。パームルーターにトリムビットを装着して不要な突き板をカットしました。

木工ボンドを塗布して反乾燥の状態でアイロンで押えればキレイに仕上がります。

誰でも割合貼りやすい付き板です。

パームルーターにトリムビットを装着しているところです。

この作業で使用した、ゼブラウッドの突き板です。

エッジ 125A は サイズが異なる 新旧タイプがあります。

どちらも販売中です。

旧タイプは、在庫が切れていましたが、最近入荷しています。

下記の新旧2タイプ販売中です。

なお旧タイプの方が、ロール幅(山の部分)が新タイプより、幅広いためフィット感が良いようです。

 

日頃からJBLのヴィンテージスピーカー用のパーツを見慣れているので、

それ以外のメーカー用のパーツが入荷しますと、これは珍しいと私の目には映ります。

本日入荷いたしました新製品です。

 

ガウス用の ボイスコイルです。ボビンの背が高く大きいのですが、コイルの巻幅は太くありません。

珍しいことにリード線のひき出し線は、ボビンの中腹あたりから180度向きを変えて出ています。

左がガウス用、右がJBL 用です。ガウス用がJBL用に比べて直径が約5ミリ大きいです。

ガウス用のダンパーです。珍しいことに設置用のボルト穴が6箇所開けられています。

JBL EON用の 2連式のボイスコイルです。

ガウスの30センチ用コーン紙です。硬めです。

JBL 30センチ口径のやや重いコーン紙です。