2011年10月

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オークションは、マニアにとっての勉強の場であり、しかも、欲しいものが手に入る有益なサイトだと思います。
 

手に入らない高価なヴィンテージ物を、高解像度の写真で細部まで見ることができ、
その写真を保存して個人的なデーターベースとして役立てることもできます。


また、何年も前から欲しいと思っていたものをオークションで発見したときのワクワク感は、
興味の無い人にはわかってもらえないものです。  


前置きが長くなりましたが、長年追い求め続けたものをオークションで最近ゲットしたので
ご披露します。
 

JBL2346ホーンです。型番で言ってもわかり難いのですが、エベレストD55000のホーンといえばわかると思います。
この個体は、JBL4660という劇場用のPAスピーカーに使用されていた物を取り外したものです。
少しかすり傷がありますが、パテで修理して塗装して使います。


驚いたことにハンドメイドでした。
ホーンの曲面はコンピューターで計算されて形成されているのに裏側をみるとなんと手仕上げでした。
ドライバーのスロート部分は、強固に手仕上げでグラインダーがかけられていました。
JBLのクラフツマンシップをこのホーンで見た気がしました。
 


自作でこのホーンを組み込んだシステムを考えています。
何ヶ月後に皆様にご披露できたらよいなと思います。
 

 昨日に引き続きエンクロージャーの材料についてです。エンクロージャーの材質で現代一番高価なものは、無垢板等特殊なものを除くとやはり両面サンドかけしたマリンプライウッド(米松合板)でないでしょうか。この材料は、19ミリの7層合板で、表面裏面は、節がほとんど無く、心材も節が少ないものを使用しています。本来は、ヨットや船舶用で耐水性も兼ね備えたソリッドな材料です。しかしJBLは、とっくの昔から米松合板は、エンクロージャーに使用を止めていました。
 JBLのエンクロージャーの設計図に材料が表示されていますが、私が見た最古のものは、1950年代後期のハーツフィルド後期型の図面です。そこには、もはやPLYWOODの部品は少なく、ほとんどTimblendと表示された19ミリ厚の材料でした。これは、聞きなれない言葉ですが、調べたところパーティクルボードのことのようです。前期型のハーツフィールドは、時々オークションで見ますが、米松合板製です。
 後期型は、1959年ころですから、このころからJBLは、音質とコストを考慮し早々にパーティクルボードに変更していったようです。1958年から販売が開始されたパラゴンもほとんどが、パーティクルボードで作られました。同時期のメトロゴンも同様です。それからは、最近10年は詳しくわかりませんが、MDFが多用されていると聞いています。このように音が良いといわれている米松合板は、意外と過去の名機には使用されていないことがわかります。 しかしオール米松合板の箱で朗々とJBL38センチユニットを鳴らしたいものです。
本日もスピーカーの話題です。趣味と仕事が同じで本当に楽しいです。私は、本来自作派でありまして、入手したヴィンテージユニットを使用してスピーカーを組み上げていきたいと考えています。
 最近、箱の材料である、板厚19ミリのMDF(メディアム デンシー ファイバーボード)、パーティクルボード、米松合板も購入しました。この材料は、私の拘りであり、ほぼ日本では入手できません。それは、板の厚さが、JBLの推薦規格は19ミリ(3/4インチ)ですが、日本の規格では、18ミリですので使用できないからです。
 この1ミリに差は大きくて、両者を比べて見れば一目瞭然です。1ミリ厚いと強度が違います。ちなみにJBLパラゴンの箱の設計図では、大部分が3/4インチ(19ミリ)のパーティクルボード板を使用するようになっています。だからアメリカから取り寄せして材料を揃えています。
 さらに厚さだけの違いにとどまりません。合板の縦横は、日本サイズが1.8m*0.9mの対してUSサイズは、2.4m*1.2mで二回り大きいため、大きい箱を作成する場合に有利です。しかし、このUS合板等は大きくて非常に重いのです。19ミリ厚のMDF板で40キロ以上ありとても一人で運べません。これに音の良さ秘密があるのかも知れません。次回もこの話題です。

 今日の話題は、ウェスタンエレクトリック728B(30センチフルレンジ)についてですが、久々の再登場です。
写真は、当時のウェストレックス社(ニューヨーク)の728Bのカタログです。業務資料として集めているものです。このスピーカーの音を直接聴いたことはないのですが、ゴツイ把手にグレイの塗装が施してありターミナルは、コンベンショナルな半田づけ仕様で、最も好きなユニットです。時々オークションで見かけますが非常に高価で取引されていますが、将来手に入れたいユニットです。また、当店のスピーカーパーツのトップページにもその写真を使わせて頂いています。

 昨日に新製品(JBL 123A用のリコーンキット)の販売予告をいたしました。今日は、その関連商品の販売開始のお知らせです。 
弊社も販売スタッフが、1名増えましたので、今後商品のラインナップを充実する方向で営業しています。そのためこのコーナーで新商品のご案内が多くなると思いますのでよろしくお願いいたします。
前置きが長くなりましたが、JBL123A用(30センチのウーファー)のエッジが販売開始になりました。スペックやその他詳細は、商品ページをご覧ください。JBL123Aは販売から30年以上経過していますので、使用の程度や環境に大きく影響を受けますが、クロス製とはいえ劣化しているものもあると思われます。この123Aユニットは、昨日ご説明したとおり派生モデルが5種類ありますが、基本的にD131のような高能率・ナローレンジのユニットではありませんので、バスレフの小さな箱でも割合鳴りやすく、使いやすいものでした。従って派生モデルが5種類もあったのだと思われます。これは店長の私見です。

 

 

 次回入荷の新製品のお知らせです。JBL123A用として新たにコーン紙が入荷します。
30センチのユニットで白いランスプラスというダンプ剤を表面に塗布してワイドレンジ化したユニットで民生用のL100Aに組み込まれていました。このコーン紙には、残念ながら白いダンプ剤の塗布はありませんので、お客様の方で工夫していただくことになります。
このコーン紙が入荷すると最多の場合で何種類のリコーンキットが、商品化できるか、ご存知でしょうか。答えは、5種類です。1978年2月と78年6月のカタログから関連機種をすべて抽出しました。(以後フェライト版もありますので実際は、5種類以上あります。)
123A (30センチ ワイドレンジウーファー)
D123 (30センチ フルレンジウーファー)
LE12C (30センチ コアキシャル )
2213 (30センチ ワイドレンジウーファー プロ用)
2145 (30センチ コアキシャル プロ用)
上記5種類のキットのパーツ構成は、ほぼ同様です。プロ用も民生用も同様です。ボイスコイル、ダンパー、コーン紙、ガスケットは共通ですが、ダストキャップが紙またはアルミになります。 ご期待ください。

 当店では、お客様に販売する前にまず十分な視聴を行って販売する商品もありますのでご紹介いたします。

 ホーンドライバーのダイアフラムは、非常にデリケートな製品なので、十分エージングして視聴を行っているところです。このダイアフラムは、チタン製で高域が20,000ヘルツ近くまで伸びているものです。約3ヶ月前に購入しJBL2420ドライバーに装着して視聴しています。JBLオリジナルチタンダイアフラムと交換しての視聴も行っています。 オリジナルと遜色ない商品ですので、来月に仕入して販売いたしますのでご期待ください。

 なお、当社のJBL2420は、アルニコ仕様で30年以上の前の製品であるため、JBLオリジナルターミナルをEBYターミナル(来月販売開始予定)に交換し、ターミナル→ボイスコイルのリード線をWEの単線に交換し、バックキャビティの劣化したスポンジも交換して、リフレッシュしています。

 スピーカーパーツの新製品のお知らせです。次回入荷(11月4日前後)分で下記商品が新入荷いたします。

1 JBL 30センチ オールペーパーコーン紙 JBL D131 のオールドタイプのモデルにのフィックスドエッジのコーン紙です。  JBLD131、2202,2130 に適合します。エッジ部分は、紙の2山です。

2 JBL 30センチ用 コルクガスケット JBL D131,2202、2130、2203、124A に適合します。 

 今後も、リコーンキット、エッジ等の商品を充実させていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。