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今日は、朝のジョギングで、1匹のアサギマダラを見ました。
ここ日出町で観察できるのは珍しいのではないかと思います。
この蝶は、人が近寄っても逃げないので可愛いですね。
すでに梅雨シーズンに入っています。
ここ数日は、低温傾向で低湿度なので塗装仕上げに励んでいます。
フロントのエプロン部分を組み立てています。クランプで確りと締めています。
特別仕様の裏蓋です。奥行きの長いウーハーや大きいマグネットが干渉しないように、穴を開けて逃しを作っています。
補強材も干渉しないように斜めカットしています。
リフレクター板をスプレー塗装致しました。 手塗りが基本ですが、やはり筆等の跡が残るので、パラゴンの広い面は、スプレー塗布です。
養生に数時間かかり、スプレー塗装は10分です。
お客様からアルテック515等用コーン紙の欠点についてご指摘がございました。
出荷する場合、良品先出のポリシーで行っています。
つまり欠点の少ないものから先出出荷しています。
在庫量が少なくなると、欠点があるものが残りがちです。
今回は、お客様以下の点でご指摘がありました。
しかし輸入品であり、数社の中間業者が携わっていますので、欠点の改良は難しいのです。
製造ロットによる場合 や 在庫数が少ない場合には、製品に欠点がある場合がございます。
1 コーン紙外周の皺・・・プレス時に付いたもの
2 コーン紙外周の毛羽立ち・・・製造後に重ねて保管した時に付着した接着剤によるもの
昨日は、曇天でしたが、気温22度・湿度70%で安定していましたので、アルミ鋳造ホーンの結晶塗装を行いました。
二日に分けて、初日内側、翌日外側を塗装します。
専用塗料と塗装のコツがあり、試行錯誤して現在の仕方になりました。
また、エプロン部分の組立も行いました。
大きな力が加わる箇所ではありませんが、特殊な接合方法です。
外側の塗装は、明日に行います。
エプロン部分です。この面は裏側です。
木ネジ無しで、確実に接合できます。
接合面が広い接合方法です。
ウーハーボックス裏蓋の加工を行っています。マグネットの大きい奥行きの長いウーハーを取付可能にするための加工です。 パラゴンのウーハーボックスは、バッフル板が斜めに付いている為に、奥行きの長いウーハーを取付ると、マグネットが裏蓋に干渉します。これを解決するために、加工しています。
奥行きの長いダミーウーハーです。 奥行の長いマグネット と 幅の広いマグネットの2種類のダミーウーハーを作成しました。
完全に裏蓋に干渉するので、蓋が閉められません。
加工済みの裏蓋です。塗装前です。
このような開口を開けました。 後で上から合板で塞ぎます。
見えにくいですが、マグネットの角が干渉しないように、逃がしています。
20年ぶりくらいにMJ 無線と実験を買ってみました。
気になる管球アンプの製作記事がありましたので新旧のバックナンバー合計3冊購入しました。
パラゴンレプリカ制作やスピーカーパーツ販売で日々忙しくしていて、世の中の流れに取り残されていることは否めません。
新旧のこの雑誌を見て、その違いや変化に少々驚きました。
まず、ページ数です。1990年版は244頁690円・2022年版は174頁1,430円でたいへんスリム化しています。
1990年代に購入していたパーツショップの広告の多くが姿を消していました。
やっぱりこの業界の衰退が感じられました。
一方、薄くなり、価格は2倍になっています。
新しい方は、紙質が向上し、カラー写真も増えて見やすいです。
製作記事は、丁寧で写真も多いので分かりやすく有益です。
パラゴンのウーハーボックスは意外と狭いです。
マグネットが特に大きいウーハーは、マグネット角が裏蓋に干渉します。
その為に、裏蓋に溝を掘って干渉しないようにします。
取り合えずどんな感じかダミースピーカー取付けてみました。
バスケットはJBL 38㎝用です。 マグネット角が裏蓋に干渉することが分かりました。
スピーカーパーツ販売の仕事の合間にパラゴンレプリカ関係の加工作業をしました。
加工したリフレクター板は全部で8枚です。
上部の厚い部分のカットを行いました。
手鋸で真直ぐにカットするだけですから割合簡単な作業です。
販売する全部のリフレクター板ですので最後の作業です。
これと同じ作業を行うことは今後ありません。
右側が表面です。溝の部分に固定用のレールが嵌ります。 ハードボード9枚重ねです。確りと圧力を掛けて接着しています。
この湾曲の程度がたいへん難しいです。カーブがきつ過ぎても、緩すぎても良くないです。
圧力を掛けて接着した直後は、スプリングバックが多少ありますので、それを考慮して曲げます。
湾曲しているので、設計図通りの長さにカットすることは難しいです。短いと修復できないので数ミリ長くカットしています。
艶消し黒塗装を施しました。2度目です。
目的は、各工程で鉋掛けしたり、研磨したりして塗装が剥がれているところがある為、全体的に再塗装するのです。
養生に1時間、塗装に5分です。 養生に時間が掛るのは、パラゴンレプリカあるある話です。
裏側は、隅を念入りにスプレー掛けします。
リフレクター板もレールが嵌る溝を念入りに行います。
奥行の長いウーハーを装着できるように、裏蓋を改造します。 机上で設計できるのですが、念の為に実物大のダミーを制作しました。
納品に向けて、細部の仕上げを再確認しています。
低音ホーンの音の出口は、前から見えるところなので、スムースな仕上げが必要です。
これから、手直し致します。
左箱の低音ホーンの出口です。ここは表面がザラザラしているので、艶消し黒でスムーズになるように手直します。
右箱も同様に手直します。
バイオリンニスを3回塗布しています。やはり塗布回数が増えれば色が濃くなるので注意が必要です。
トランプ関税の適用が90日先延ばしになりました。この点は良かったです。
しかし、中国製と思われるパーツを販売している弊社では、アメリカVS中国の関税戦争の行方が心配です。
取扱パーツの原産国は、全く分かりません。一切原産国表示が無いからです。
それらの製品をアメリカから輸入しているので、関税を転嫁された価格で弊社が輸入しなければならないので、確実に値上げになります。
修理用パーツは、隙間産業でかなり小さい市場です。この出来事を契機に一気に市場の縮小・改変があるのではと危惧しています。
パラゴンレプリカの仕上げを行っています。ヴァイオリンニスをお客様から薦められて、お気に入りになりました。
仕上げの考え方の変遷ですか、パラゴンレプリカを制作し始めた2016年頃の初期は、表面をとにかく平にするためにペーパー掛けして、
硬い塗膜になるようにしていました。鏡面仕上げ的になって、爪で引っ掻いても無傷な状態をめざしていまいた。
ある時、ギターのギブソン工場の動画ツアーを見て、ギターの場合、薄い塗装の方が音が良いと説明していました。
必ずしも、塗膜が厚く硬くて、完璧な外観が良いのが良い音に繋がるのではないことが、頭の片隅にありました。
しかし、実際は、キレイな外観を求めるためにウレタン塗装を施していました。
そのうちに、JBLのオリジナルキャビネットは、べっとりと厚い塗膜の仕上げは無いということに気付いたので、オイル仕上げを採用しました。
そして最近は、ヴァイオリンニスを紹介して頂き採用しています。ヴァイオリンニスは、塗装というよりオイル仕上げに近い感じです。
アルコールニスですので、乾燥は速い方です。硬い塗膜を形成しないようです。それが、音質に良いのではと、思っています。
パラゴンは、楽器スピーカーと言われていますが、巨体に比して板厚が薄くて箱全体が共振しています。
表面積が広い仕上げ面の材質は重要で、音質を左右すると思っています。
最初期のパラゴンレプリカの仕上げ エボニー突板にウレタン塗装
ヴァイオリンニス 塗布 3回目
左右箱・リフレクター板に2回目のバイオリンニス塗布作業行いました。
木目がよりはっきりしてきました。このニスの良い点は、次の2点です。
1 突板との相性が非常に良い。 米松合板とウオルナット突板との接着を妨げないことです。
2 音質が向上する。このニスは、柔らかいです。 ウレタン塗装のような硬い被膜を形成しません。
爪などで簡単にキズが付きますが、硬くないので音が丸くなりそれが音質に良いらしいです。
右箱
右箱側面
リフレクター板
リフレクター板 右上
アメリカの相互関税政策で、日本からの製品等に24%の関税が課せられるようになりました。
不公正だと思います。
これは、アメリカから輸入品に 46%の関税が課税されていると見積もって相互関税が24%になったとのことです。
種々の製品・木材品・繊維製品・食物等を輸入した経験がありますが、46%の関税見積もりは、法外な値です。
一歩譲って10%の消費税を関税とみなすことはできます。 工業製品は、殆ど関税はゼロです。
しかし目に見えない数値化できない貿易障壁があると言えば確か少しはあると言えます。
繊維品・木材・食物は、確かに関税を課税されますが、輸入量の全体平均関税率は、多く見積もっても20%未満と思います。
これからどうなるのか、注視するしかないですね。
パラゴンレプリカのフロントレッグの仕上げ作業しています。サンド掛けしてから、バイオリンニスを塗布してみました。
120番→180番→240番→400番の番手でサンドペーパー掛け致しました。
フロントレッグの下部は、ウオルナット無垢材ですが、重さがどれだけあるのか測ってみました。両方とも1.2キロ超えでした。大きな箱を支える脚ですから
それなりの重さです。
バイオリンニスを塗布したところです。後は、本体の側板です。両方とも同じニスを塗布しています。
今日で事務年度も終わりです。
ここ数年来の懸案事項も解決して明日から新年度です。
輸入業ですからトランプ大統領の関税政策はたいへん気になります。
中国・台湾・タイ・ベトナム・インドなど製造したパーツをアメリカの問屋が輸入します。
それらのパーツを弊社が輸入しているのです。
従って関税を賦課されれば、自動的に価格が上昇します。
それに加えて日本側で報復関税を賦課すれば更に価格上昇します。
そのようなことを心配しながら経済ニュースを注視しています。
パラゴンレプリカ制作も最終段階で、左右の箱の接合を行いました。
左右の箱を同じサイズの材料で制作していますが、左右を突き合わせてみると、木材や合板に歪みがある為にピッタリと接合しません。
それを修正して左右のがピッタリ合うようにする作業です。
具体的には、上辺3ヶ所、前辺3ヶ所の合計6本のダボで接合します。
ダボ材は、太さ10㎜のバーチ材です。
拡大写真です。
左右箱の天板接合部です。間隔はゼロではありませんが、1㎜ 以下です。
しかも、左右の杢目を流れるように配置が必要です。木目が流れるように配置しています。
300㎝以上の突板を入手出来ないので、ブック貼りをしています。つまり左右対称になるように貼っています。
前面・裏面6個のウエッジクランプで左右箱を引き寄せて接合します。
新製品のご紹介です。 たいへん珍しいいガウス4882用 46㎝コーン紙です。 46㎝ですから、球数が少ないです。更に希少なガウスですから今後は入手が難しいかもしれません。
最近は、コルゲーション付きのコーン紙が主流ですが、これは、スムーズコーンで高能率を狙った設計です。
#5419 の写真は、以下です。このような大きい写真を縮小して詳細ファイルに貼り付けています。
ジェンセン30㎝用コーン紙2種です。
久しぶりにパラゴンレプリカの制作を行いました。
低圧スプレーで艶消し黒を塗布しました。3回塗り重ねしています。これは、ツイーターのハウジングです。
左右箱の接合も行いました。前後で計6箇所のダボ継ぎしています。簡単そうに見えますが、左右の箱で微妙な差がありますので
接合が難しいのです。ここは、天板の左右箱の接合部です。オリジナルのパラゴンは、長い突板が入手できたので木目が途切れなく流れています。 しかし約350㎝の長い突板は入手できませんので、せめて左右対称になるようにブック貼りしています。イメージとして本を左右に開いた感じです。しかし、スライスしたものを左右に貼っていますので、全く同じ杢目というわけではありません。
左右の箱を接合しましたので、接合を確実にするクランプを取付けました。 これも取り付け方法にコツがあり左右対称に
締まるように設置せねばなりません。
トランプ大統領の関税政策は、我々のような貿易業者にとって大きな影響があります。
この政策で輸入価格が下がることは全くあり得ず、高騰が危惧されます。
トランプ大統領の関税政策に対して対象国が報復関税をかけると、物価上昇よりも更に恐怖の貿易取引の縮小や停止が起こるかもしれません。
そうなれば最悪で輸入品が入荷しないと商売が成り立ちませんし、ユーザーや修理業者も立ち行かなくなります。
従って、関税賦課は、大反対です。
取り合えずどうなるか、注視しています。
最近、入荷した新製品のファイルを作りましたのでアップします。後日に陳列します。
46㎝用コーン紙ですが、適合機種 JBL E15S となっていますが、正しくはE155です。
お客様からのご要望でJBL K151 E155用のリコーンキットが新入荷致しました。
46㎝用で、大変珍しく、創業以来(約20年)はじめて販売致しました。
46㎝用のコーンコーン紙は、需要がたいへん少ないので、販売で品切れ状態になっても おそらく再生産されないと思います。
エッジやその他パーツも、需要が少ない場合は、再生産が無くて 製造中止されています。
JBL K151/E155用 コーン紙:#RCF L18/851KN
JBL 用ではなく本来はRCF 用です。 3山のクロスエッジでカーブドコーン、ノンコルゲーション(リブなし)です。
紙の部分は、厚く確りしています。 このようなリブなしコーン紙は、たいへん少なくなっています。
重さ:85g
外径:440㎜
ボイスコイル内径:100㎜
深さ:110㎜
パラゴンレプリカの専用金属パーツを塗装しました。
艶消し黒で塗装しています。 切断したリ、穴を開けたりする作業で、摩擦低減のため、切削オイルを使用しています。
そのままでは、ペイントがはじかれるので、脱脂またはシリコンオフの作業を前もって行っています。
横に長いパーツは、リフレクター板を固定させるレールです。 上のパーツは、アルミホーンを本体に固定金具です。
これらのパーツは、表裏ありますので、両面の塗装が必要です。下記のパーツは、左右箱を連結する金具と、アルミホーンを
フロントレッグに固定する金具等です。
フロントレッグは、ウオルナット無垢材(一部貼合材あり)です。 無塗装の状態で240番のペーパー仕上げ段階です。上部は5㎜ほど長くしています。あとで面一にカットします。 本体は、ウオルナット突板仕上げで、一度ニスを塗布しています。
上部と下部の直立の調整が難しいのです。ホーンの取付金具に縦横前後の調整できる余裕があるので微調整します。
ホーンは、更に研磨・脱脂・プライマー塗布・リンクル塗装など施します。
右脚 下部です。良い木目が出ています。
右箱全貌です。
左箱です。ダミーのドライバーは一つしかないので、片方づつ位置調整行います。
フロントレッグの上部の制作は、一番難しい作業の一つです。
こちら側の脚は、面白い木目が出ています。 両脚とも同じ材から切り出しています。
アウターホーンに、ドライバーホーン取付金具を確りと取付けています。
アルミ製リングは、置いてあるだけです。ドライバーホーン側の取付金具は、木ネジで確りと固定します。この木ネジの位置決めが
肝です。
左箱の全貌です。