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今日で事務年度も終わりです。
ここ数年来の懸案事項も解決して明日から新年度です。
輸入業ですからトランプ大統領の関税政策はたいへん気になります。
中国・台湾・タイ・ベトナム・インドなど製造したパーツをアメリカの問屋が輸入します。
それらのパーツを弊社が輸入しているのです。
従って関税を賦課されれば、自動的に価格が上昇します。
それに加えて日本側で報復関税を賦課すれば更に価格上昇します。
そのようなことを心配しながら経済ニュースを注視しています。
パラゴンレプリカ制作も最終段階で、左右の箱の接合を行いました。
左右の箱を同じサイズの材料で制作していますが、左右を突き合わせてみると、木材や合板に歪みがある為にピッタリと接合しません。
それを修正して左右のがピッタリ合うようにする作業です。
具体的には、上辺3ヶ所、前辺3ヶ所の合計6本のダボで接合します。
ダボ材は、太さ10㎜のバーチ材です。
拡大写真です。
左右箱の天板接合部です。間隔はゼロではありませんが、1㎜ 以下です。
しかも、左右の杢目を流れるように配置が必要です。木目が流れるように配置しています。
300㎝以上の突板を入手出来ないので、ブック貼りをしています。つまり左右対称になるように貼っています。
前面・裏面6個のウエッジクランプで左右箱を引き寄せて接合します。
新製品のご紹介です。 たいへん珍しいいガウス4882用 46㎝コーン紙です。 46㎝ですから、球数が少ないです。更に希少なガウスですから今後は入手が難しいかもしれません。
最近は、コルゲーション付きのコーン紙が主流ですが、これは、スムーズコーンで高能率を狙った設計です。
#5419 の写真は、以下です。このような大きい写真を縮小して詳細ファイルに貼り付けています。
ジェンセン30㎝用コーン紙2種です。
久しぶりにパラゴンレプリカの制作を行いました。
低圧スプレーで艶消し黒を塗布しました。3回塗り重ねしています。これは、ツイーターのハウジングです。
左右箱の接合も行いました。前後で計6箇所のダボ継ぎしています。簡単そうに見えますが、左右の箱で微妙な差がありますので
接合が難しいのです。ここは、天板の左右箱の接合部です。オリジナルのパラゴンは、長い突板が入手できたので木目が途切れなく流れています。 しかし約350㎝の長い突板は入手できませんので、せめて左右対称になるようにブック貼りしています。イメージとして本を左右に開いた感じです。しかし、スライスしたものを左右に貼っていますので、全く同じ杢目というわけではありません。
左右の箱を接合しましたので、接合を確実にするクランプを取付けました。 これも取り付け方法にコツがあり左右対称に
締まるように設置せねばなりません。
トランプ大統領の関税政策は、我々のような貿易業者にとって大きな影響があります。
この政策で輸入価格が下がることは全くあり得ず、高騰が危惧されます。
トランプ大統領の関税政策に対して対象国が報復関税をかけると、物価上昇よりも更に恐怖の貿易取引の縮小や停止が起こるかもしれません。
そうなれば最悪で輸入品が入荷しないと商売が成り立ちませんし、ユーザーや修理業者も立ち行かなくなります。
従って、関税賦課は、大反対です。
取り合えずどうなるか、注視しています。
最近、入荷した新製品のファイルを作りましたのでアップします。後日に陳列します。
46㎝用コーン紙ですが、適合機種 JBL E15S となっていますが、正しくはE155です。
お客様からのご要望でJBL K151 E155用のリコーンキットが新入荷致しました。
46㎝用で、大変珍しく、創業以来(約20年)はじめて販売致しました。
46㎝用のコーンコーン紙は、需要がたいへん少ないので、販売で品切れ状態になっても おそらく再生産されないと思います。
エッジやその他パーツも、需要が少ない場合は、再生産が無くて 製造中止されています。
JBL K151/E155用 コーン紙:#RCF L18/851KN
JBL 用ではなく本来はRCF 用です。 3山のクロスエッジでカーブドコーン、ノンコルゲーション(リブなし)です。
紙の部分は、厚く確りしています。 このようなリブなしコーン紙は、たいへん少なくなっています。
重さ:85g
外径:440㎜
ボイスコイル内径:100㎜
深さ:110㎜