2020年9月

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先週に待望のLE8T用のボイスコイルが入荷致しました。

現在販売中ですが、良い機会ですので、新たにJBL LE8T用リコーンキット作業マニュアルを作成いたしました。

この作業マニュアルは、これまでの気になっていたダストキャップの出っ張りを改善する目的で作成したものです。

オリジナルコーン紙に比べて当社のコーン紙は、奥行きが浅いことや、ダストキャップの形状もオリジナルと異なるなどが原因でした。

この点を改善するためにアドバンスト テクニック(A4版2枚)としてマニュアル化いたしました。

これからリコーンキットに添付いたします。

今日は、大陸性の高気圧の張り出しで乾燥しているので、塗装日和です。

 塗装作業の期間中は、特に湿度に敏感なります。

同じ日中でも、1時間で湿度が変わるのが分かるようになりました。

正確な情報を得るために湿度計も2台設置しています。

塗装前に、サンドペーパーで空砥ぎします。 塗装面は、乾いたら波打つので、

それを平滑化するためと、上の塗装の密着性をよくするためにから空砥ぎするのです。

白い埃が大量に舞う、汚れ仕事になります。

埃の出ない水砥ぎもあるのですが、部材が水分を含むとトラブルが発生するので、出来ないのです。

早くも9月中旬ですね。 毎日少しづつ、パラゴンレプリカの製作を進めています。 

昨日は、本体にフロントレッグ下部取付てみました。

まずフロントレッグの本体との接合部に所定の溝を掘って、本体にも接合できるように加工します。 

設計図の通り制作していますが、突板の厚みや、塗装の厚みが加わっていますので、ヤスリ等で修正が必要です。

 

フロントレッグ下部に本体取付用のマウンティング プレート(鉄板)を取り付けたところです。

この鉄板は、2.3㎜厚で、約700グラムあり強固なものです。今後艶消し黒に塗装します。

右用、左用を決めて取付ます。

フロントレッグ 下部取付用の本体側の切込みです。底板側から見たところです。材料は、19㎜厚AB級マリン米松合板です。

この部分は、への字の頂上のように尖っていたのですが、取り付けるために設計図の指定通りに水平にカットしました。

因みにこの部分の底板の厚さは、38㎜(19㎜厚米松合板の2枚重ね)です。

フロントレッグ下部の切込みです。両側に溝を切っています。

このように、ガッチリと接合します。マウンティング プレート(鉄板)を介して、5本の木ネジでフロントレッグを固定します。

 

 

 

 

台風10号で被災された皆様に、お見舞い申し上げます。

九州の隣を北上しましたが、思ったよりも弱くならず、勢力を維持していました。

風が強く、当地でも約30M/秒の強風が吹き荒れました。

その影響を受けた地方も多いと思います。

少しでも被害が出ないことを祈ります。

 

 パラゴンレプリカの製作は、本体の塗装を主に行っています。

塗装は、塗料の塗布+研磨の繰り返しで、あまり変わり映えしない作業です。

並行して行っている作業は、アルミホーンにフロントレッグ上部を取付けです。

この作業の後は、結晶塗装と前面ゴールドに塗装します。

フロントレッグ上部の取付は、パラゴンの外観の肝の部分です。

直立して設置しなければならないので、慎重に行うべき作業です。