2015年4月

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念願の2015年版の新カタログが完成しました。

新商品が増えましたので、前回2013年版カタログより厚くなりました。

カタログと申しましたが、名称は「スピーカー パーツブック」にしました。

有料ですが、技術資料としても有益ですので、興味のある方は、お問い合わせ下さい。

 

名称は、「スピーカー パーツブック」としました。

エッジ・コーン紙・ボイスコイル等の各パーツにインデックスを取り付け、カラーで色分けもいたしました。

リコーンキット組見合わせ表は、主なJBLとアルテックのスピーカーの必要なパーツを記載しています。

各アルミボイスコイルの説明のページです。

コーン紙の説明ページです。

2~4ページのスピーカーエッジ 早見一覧表です。

 

 

 

 

JBL D130 用 アルミボイスコイル #1808-8 KRAFT をお薦めいたします。

JBLオリジナルと同様の材料で製造されたボイスコイル#1808-8クラフトです。

クラフトとは、クラフト紙のことでボビンの主な素材です。

紙製のボビンで剛性は確保されるのかという疑問を持たれるかもしれませんが、芯にカプトン(デュポン社製造の素材)を使用して

いますので大丈夫です。

アルミボイスコイルは、軽量のため、D130等のフルレンジに使用されています。低いレンジに伸びているとは言えませんが、非常に

反応の良い音質で、多くのお客様に好評です。

 

 

まず初めに、オリジナルに敬意を払いまして、パーツ#21057のJBL D130のオリジナルコーンアセンブリーです。

コイルの巻き方など見ると非常に精緻な仕事をして製造しているのが

良くわかります。紙の色から経年変化を感じますが、いかにも良い音が出そうなオーラを感じます。

当社販売のJBLD130用 ボイスコイル#1808-8 KRAFT です。オリジナルとコイル巻幅、ボビン高さ、直径

等のサイズはほぼ同じです。

もちろん、アルミリボン線のエッジワイズ巻です。

 

最後に#1808-8 クラフトの詳細データです。

DD55 エベレストを私と同じように自作して再現している方の ブログを発見して、これまで全く知らなかったトリビアがありましたのでレポートいたします。

① 中音ホーンは、オリジナルの方が少々サイズが小さい

実は、私のエベレストレプリカは、オリジナルよりも高さ、横幅ともに約40㍉大きいです。パラゴンやメトロゴンと異なりエベレストには、市販の設計図は存在しません。従って写真と現物のホーンやウーハーの大きさを参考に製図しました。私の持っているホーンはPA用のJBL4660から取り外したものです。それをオリジナルと比較したところ、縦、横とも15㍉位大きかったです。このことは、前述のフランス人マニアが解説していました。私は、ホーンの形状が同じため、自分の持っている大きいホーンで製作したので、やや大きいエベレストになってしまったのです。まさか、持っているホーンがオリジナルよりも大きいなんて夢にも思いませんでした。オリジナルホーンを写真で確認しましたが、やはりよく見ると外周部分が削れれていて少し小さいようでした。

 

この2346ホーンは、JBL4660から取り外したものですが、オリジナルと比較したところ、一回り大きいのです。

② ウーハーボックスについての新しい発見

私は、以前から自信を持ってウーハーボックスは、下の棚に載って いる強固な箱と説明してきましたし、その通り製作しました。しかし、前述のマニア様の説明によりますと、ハカマの部分もウーハーボックスとして使用する事が判明しました。これも晴天霹靂と申しましょうか、「ええ!!ほんまでっか」とおもわず口走りました。 ボックスの剛性を考えると、思いつかないデザインです。本当に ビックリいたしました。

 

床から約12㌢の高さにある棚にウーハーボックスに載せる形状で製作しましたが、オリジナルは、ハカマ部分もウーハーボックスとして容積を稼いでいるようです。私の場合は、奥行を伸ばして容積を確保しました。

仕事の暇を見つけては、DD55000 エベレスト レプリカをいじっています。

まず、とりあえず完成です。外装仕上げは、現在のところ予定がありませんが、いつかバッチリと仕上げします。

ウーハーにJBL K145を取り付けて試聴したところ、残念ながら全く深みのある低音が出てきませんでした。

これは、K145の能率が以外に低いことが原因でした。

中音ホーン・ツィータ―(約105db)と K145(約98db)の能率差があるため高音に低音が埋没していました。

そこで手元にあったアレンブラッドレーの抵抗で固定アッテネーターを製作し中音ホーン・ツィータ―の音量を絞ってみました。

これでぐんと低音は力強くなりましたが、まだ中音ホーンとつながりがよくありません。

各ユニットの音質は、ポテンシャルがあるのですが、スピーカー総合的な状況は一進一退でこのような巨大なシステムは本当に

難しいことがはっきりわかったこの頃です。 まだ改良すべき箇所が多いので、試聴レポートは、後日にします。

 

DD55 エベレストは、2段構造です。上が中音ホーンボックス+下がウーハーボックス でありシンプルな構造です。

中音ホーンボックス部分は、約200リットルの容積があります。ウーハーのバスレフとしては使用していません。

ただの箱であり、厚い板を使用し補強を入れていますが、ウーハーが響くと当然のことのように鳴きます。また、

ホーン自体もデッドニングされていますが、特にスロート部分は、よく鳴いています。これも課題です。

ウーハーボックス部分で約200リットルの容積です。K145とこのボックスの低音は、明らかに130系と比べて低い方が伸びていますが、能率は、低めです。良く響く低音ですが、130系の方が端切れが良いと思います。

内部の中音ホーンの取付部です。10本の木ネジで本体に取り付けています。

裏側です。スッキリしていますが、良く鳴く部分です。上下とも横85㎝縦60㎝の広さであり補強を入れていますが、

K145から生じる振動を完全に抑えることは不可能です。

28㎜厚の米松合板と米松材で補強していますが、使用しているパーツが大きいので鳴きを押さえるのに一苦労です。

 

 

 

2015年版 フルライン パーツブック(カタログ) 印刷中で近日中に発行いたします。

毎年新製品を多く取り扱いますので、1年に一度カタログを発行すべきですが、

業務に追われなんと約2年ぶりに新カタログを発行できる運びとなりました。

ビンテージスピーカーパーツのカタログは珍しいと思います。

今回より名前を一新し、「パーツブック」として発行いたします。

商品データのページ検索をよりしやすいように、今回より各パーツごとにインデックスも追加致しました。

約400アイテムの全てに特長、サイズ、重さ、材質、適合機種その他を記載したものは、業界でも少ないと思っています。

パーツの購入用としてのカタログに留まらず、サイズなどのデータを活用して技術資料としても利用可能です。

前述のとおり400種類のパーツを掲載していますので、選択肢も広がります。

有償になりますが、ご希望のかたは、ご連絡下さい。

 

 

最近に限らず以前からフェンダー等の古いギターアンプの修理部品(スピーカーパーツ)をお客様のご要望で取り寄せています。

当社は、どちらかと言えばアメリカのヴィンテージスピーカーが得意分野ですのでフェンダー系のパーツが入手可能なのです。

 以下は、これまでに取り扱ったフェンダーギターアンプ等のパーツの一部です。

 

フェンダーのスピーカーのダストキャップは、頂部がフラットになっています。面白い形状です。

コーン紙は、時代が古いのでフィックスドエッジが主流です。機種によっては、コーンの中心から外側に向けて貼り付けてあるものがあり、ずいぶんラフな製作だと思いました。