店長&スタッフ日記

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近日中に納品予定のパラゴンレプリカです。 

出荷前の恒例のリフレクター板・フロントレッグ+ホーンの仮取付です。

パラゴンの場合、リフレクター板が真ん中にきちんと納まらないいけません。

またフロントレッグ+ホーンの位置関係も 調和しないといけません。

この位置関係は、同じものを制作していますが、個体ごとに微妙に異なるので、微調整しています。

 

リフレクター板の浮き上がりが内容に調整しています。

リフレクター板を差し込むときにキズつけやすいのでこのような養生段ボールを添付しています。なお、キズ防止のため

リフレクター板底部にフェルトを貼っています。

フロントレッグの上部と下部が違和感なく設置することは難しいです。

ホーン内側も結晶塗装しています。

ロシアの侵略戦争を止めさせる手はないものでしょうか。

世界の英知を結集して、1日も早く停戦して頂きたいものです。

このようなことを切に思いながら、パラゴンレプリカの製作を進めています。かなり完成に近づきました。

 

 

 スピーカーパーツの販売を始めて20年余り経過しましたが、過去に一度も説明したことのない、型番の解説を致します。

型番には、材質や、サイズ、規格などが記載されていますので、パーツの選びの参考としてください。

1 エッジワイズボイスコイル(リボン線巻ボイスコイル)

例 #1810-8・・・1810は型番、 8 は公称インピーダンス

 

2 丸銅線巻 ボイスコイル

例 KVC 6055-8・・・KVCはカプトンボビン仕様 6055は型番、 8 は公称インピーダンス コイルは2重巻

 

3 フラット ダンパー

例 FS 7000 C・・・FS  フラットダンパー 、7000  7.000インチ外径、C  堅さ 中庸

ダンパーの堅さは5種類あります。A:柔らかい B:柔らかいが中庸に近い C:中庸   D:中庸より堅い E:堅い

 

4 カップ ダンパー

例 CS 4635 C・・・CS  カップダンパー 、4635  4.635インチ外径、C  堅さ 中庸

年度末に パラゴンレプリカのレストアー分を出荷してひと段落しています。

更に今月末を目途にパラゴンレプリカの製作を進めています。

一方でC41 アンジェラス レプリカも販売中です。 

今回は、販売中の個体を紹介いたします。

 

米松合板にウォルナット突板を貼っています。今回の製造ロットでは、パラゴンレプリカに反映するための新しい仕上げ方法を

採用しています。オーディーズオイルを突板に塗布してオイル仕上げにしてみました。

オイル仕上げと言ってもべた付きは無く、落ち着い仕上げになりました。

天板→両側板に木目が流れています。

裏蓋は、4ヶ所木ネジ留めです。バッフルには、JBL 075等用の直径約80mmの開口を空けています。

また合板の接合箇所は、強度が出るような接合方法を作用しています。

3本のアルミレッグは、ソリッドで、旋盤で加工したものです。 4Mネジで箱に固定します。 板面のキズ防止のため

フェルトを付けています。

裏蓋は、12mm厚ノAC級米松合板です。約5mmセットバックしています。

バッフル板は、AC級米松合板を削って制作しています。 厚さは不均一で、21mm~26mmくらいです。 

 

パラゴンレプリカの出荷準備を行っています。

お客様の方で組立設置するので、スムーズに行えるように作業のポイントのメモを貼り付けています。

 

前脚や後脚の取付位置は決まっていますので、各種ネジで取り付けます。 

取付位置についてメモを貼付しています。

左右本体を横倒しにしてパレットに載せました。パーチクルボード製ですので、かなり重量があります。

パレットに載せて、これから本格的に梱包に取り掛かります。

レストア パラゴンレプリカ(通算第4号機)の出荷前のルーティン作業を行いました。

組立は、お客様が行いますので、その予行練習です。

この作業は、お客様のところで不備があると困るので、出荷前に必ず行います。

実は、パラゴンの美しい姿を再現するので、楽しい作業です。

主な作業は、左右の箱を合体させて中央にリフレクター板を差し込むこと、左右のフロントレッグとを取付けて 見ることです。

リフレクター板の装着のポイントは、浮き上がらないで所定の位置に納まるかです。 

フロントレッグは、上下が分離していますが、美しく直立するかがポイントです。

 

 

 

昨日の福島県沖地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。

コロナ禍、ウクライナ侵略戦争、地震と、2年前から世の中がおかしいですね。

早く、安全で何処にでも行けて、何でも手に入るようになれば良いですね。

 

パラゴンレプリカのレストア進めています。

 

まず、外側のスプレー塗装しました。これで終わりではありません。 欠点が発見されると再塗装します。

フロントレッグもスプレーで再塗装しました。

外側を養生して、艶消しブラックでスプレー塗装します。 これでパリッとした艶消し黒になります。

アウターホーンの出口付近は、良く見えるところなので、特に慎重に仕上げします。

リフレクター板は新たにウォルナット突板を貼りました。今回の突板は、左右対称のブック貼です。 4枚の生の突板

を縦に並べて、幅1220mmの1枚の突板に仕立てています。つまり奇数枚が貼られているものよりも、偶数枚の方が歩留まり

が良いことになります。

最近は、コロナよりも、ウクライナ情勢が気になっています。 

ロシア軍の暴走で、核を使用すれば第3次世界大戦が 起こらないか大変心配しています。

何とか平穏を取り戻したいですね。

早3月中旬ですが、少し気温が上がると制作意欲が出てきます。

気温15度くらいですと、肉体作業の場合、半袖で作業するので爽快な気分になります。

昨年5月に隣県のお客様から引き取ったパラゴンレプリカ(パーチクル製・通算第4号機 

2017年6月製作)のレストアに着手致しました。

これから数回レストアのレポートを行って、お客様へ納品できる状態に仕上げます。

この通算第4号機は、大事に使用されていますので大きなキズ、欠け等ありません。 

しかし、塗装の塗膜が剥げる等の小キズがありますので、その補修を行います。

具体的には、塗装の経年劣化のリニューアル化が主な作業です。

つまり、塗装は、紫外線・湿気等で少々劣化していますし、その上空気中の汚れ分が付着しているのです。

表面をサンドペーパーで研磨して新たにトップコートを塗布する予定です。

ネジ類も錆があるものは、新品交換します。

 

埃で汚れていますが、基本的に全く問題ありません。 突板の状態は、問題ありません。

リフレクター板は、表面と裏面は、突板を貼替ました。黒く塗装している箇所も汚れていますので、クリーニングして新たに塗装

します。

突板を貼り換えました。内側に湾曲していますので、貼りにくい箇所です。

3月に入り、この時期毎年スッキリして仕事再開です。個人と法人の確定申告を終えたからです。

 

 2月に少しずつ制作していたC41 アンジェラス レプリカ ボックス が完成して販売開始致しました。

C41 アンジェラス レプリカ ボックスは、パラゴンと同じウォルナット突板を使用しています。

仕上げ面が狭いので、試験的に新しい仕上げ方法を採用することができます。

パラゴンでは、仕上げ面が広くて失敗できないので、 慣れていない未知の仕上げ方法は取れないのです。

今回は、超高級オイルのオーディーズオイルを突板に塗布しました。

杢目が良く浮き出て、適度な輝きがあり、しかも表面が滑らかになります。 

オイルといっても浸透していますので、べた付きはありません。

 

是非ご検討下さい。

 

 

 

 

 

 

 

この時期、工房内は10℃前後で作業が停滞気味です。

それに加えて、法人税等の確定申告月です。

従って製作作業が進みません。パラゴンの作業は、全く進捗していません。 

決算申告など税理士に任せれば楽なのですが、私自身税理士資格 (未登録)を持っているので、

他人に任せることができず時間を掛けて申告書作成まで私が一切を行っているのです。

そのような時期ですが、後述のオーディーズオイルを入手して、納得いく仕上げ方法が出来ました。

これまで、いつも製作過程で仕上げ方法に苦心していました。 

時間を掛ければ良い仕上げになるのかといえば否です。

このオイル仕上げは、時短ですが、納得いく仕上げです。ただしオイルは高価です。

 

杢目が良く浮き出るオイルです。 オイルといってもべた付きは皆無です。

表面は、滑らかな肌触りです。

オーディーズオイルです。 高価ですがそれなりの仕上がりです。 突板に単にこのオイルを塗布して

仕上げたのではありません。 別のいくつかの行程を経てこの仕上がりになりました。

並行してアルミレッグも製作しました。アルミの表面を滑らかにするために研磨しています。

C41 アンジェラス レプリカ ボックス  新作 制作中です。

 

ACサンド級(グッドワンサイド)の米松合板にウォルナット突板貼りです。

オイル仕上げ または、ウレタン塗装予定です。

 

バッフル板は、厚さが不均一で約20mm~約25mmです。杢目の流れ交差させて突板を貼っています。

側板→天板 →側板に杢目は流れています。 

 

現在、C41 アンジェラス レプリカの制作中です。 

やはり材料で新しいものを試したくなります。

今回は、評判の良い オーディーズ オイルを買ってみました。 

このオイルは、アメリカ製で木材はもとより、金属、皮、その他ほとんどのものに塗布できるとラベルに記載があります。

今、流行っている木工技術は、エポキシレジンと木材を組み合わせて一枚板にしてをテーブルや家具を製作するというものです。 

その動画を見ていて、このオーディーズ オイルが使用されていたので、使ってみたいと思ったのです。

これから本格的に使用してレポートします。

 

高級そうな金ラベルです。

落ち着いた良い香りがします。 

C41 アンジェラス レプリカ ボックス  販売中です。

この個体は、マホガニー突板にマホガニーステイン(着色剤)を塗布したものです。

 

JBL 075は、含まれません。 マホガ二―突板は、赤が強調された発色です。50%艶消し塗装を施しています。

 

裏蓋もAC級米松合板(通称:グッドワンサイド)を使用しています。

片方3本もアルミレッグは、旋盤で削り出したものです。

JBL 075は、4本の19㎜木ネジで固定します。フェライト版は、マグネットが邪魔して直接、取付出来ません。

その場合は、アダプターを介して取付下さい。

昨年9月頃から主力のウレタンエッジ製品などの入荷が定期的ではなく不順になりました。

メイン取扱製品なのに数ヶ月入荷しなかったり、入荷しても数量が少なかったりして、お客様に大変お待たせしています。

更に今年2022年年初から国際物流の運賃がこれまでの2倍近くに跳ね上がりました。

具他的には、確かに値上げなのですが、これまでの優遇運賃(割引運賃)が廃止されて 通常運賃の適用になったのです。

しかも、例えばコロナ禍前は、3~4日でアメリカから入荷していたのですが、

コロナ禍後では、航空便の本数や貨物の取扱量が減少したので、航空便の経由地が増加して、配達日数が7~10日と遅くなりました。

以前ならば貨物の遅延はクレームを入れていましたが、コロナ禍の現状では、皆が影響を受けているのでそれも出来ません。

更に運賃が上がれば、お客様にはたいへん申し訳ございませんが、販売価格に転嫁せねばならず困った状況になっています。

 

昨年末に、購入して稼働してなかった、スモーカー(燻製器)でプルドポーク 作ってみました。

今回は、成功でした。実は、前回のブリスケットの燻製は、焼き上がりが、パサパサで失敗でした。

安価な豚肉を低温で長時間燻製して、焼き上がりの肉をフォークなどで細かく引き裂いて調理する料理です。

 

デンマーク産 肩ロース 1.6キロ です。 失敗を恐れて少量で調理しました。 前夜に、胡椒と岩塩他をすり込んでいます。

塩は専用の岩塩です。 テキサス産で、まろやかな塩味のものです。 テキサス BBQに必須のものです。

火起こししています。慣れないせいか、時間が掛りました。 専用のチムニースターターを使用しています。

肉を低温燻製中です。 温度計で、肉の内部の温度を常時モニターしています。 

温度管理は、この調理には最重要で、これは、前回からの改善点です。

更に、肉の外皮の温度も計測した方がベターです。

当初内部温度14℃で、目標温度71℃です。 到達したらアラームが知らせてくれます。

こちらは、燻製器の温度計です。約160℃を計測していますが、肉の表皮は、130℃くらいでしょう。

71℃に到達したので、アルミホイルに包んで更に加熱です。アルミホイルが小さいので、漏れが無いように紙で包んで

います。目標温度は90℃です。そこまで加熱すれば燻製器から取り出します。

焼きあがった肉を2時間ほど、保冷バックで休ませて、フォークなどで肉を細かく引き裂いて完成です。 ピンクに見える破片が

外皮の内側のスモークリングの箇所です。 美味しかったので、つい食べ過ぎましたが、胃もたれもなく消化は良いようでした。

 

深夜に地震 大分・宮崎県 を中心に強い地震がありました。 

被災された方々にお見舞い申し上げます。少しでも被害がないことを願うばかりです。

深夜にスマホの地震警報が鳴り響くことは本当に不気味なものですね。

当地(大分県速見郡日出町)では、震度4でした。

地震直後は、揺れが少し激しかったので震度5クラスと直感しました。

しかし、対岸の大分市が5強で、となり町の別府市が5弱ですから、当地は震度4でしたが5に近い4のようでした。

余震も少しありましたので、皆様この数日は、十分お気を付けください。

コロナ禍で入荷が長らく途絶えていたJBL 38㎝用ウレタンエッジ 先日(1/19)に、入荷致しました。 

コロナ禍は、まだまだ続いていますので、安定的な入荷は、望めない状況です。

ご入用のお客様は、なるべく早くお求めください。

よろしくお願い申し上げます。

オミクロン株のまん延が広がっていますね。 皆様お気をつけ下さい。

正月気分もそろそろ抜けて、ぼちぼちと制作に着手しています。

左が マホガニー材の突板で、右がウォルナット材の突板です。

マホガニー材は、一部ワシントン条約で輸入規制されていますが、

当社使用のマホガニー材は、入手可能の物です。

原産国は不明ですが、マホガニー材の類似品と称すのが妥当かもしれません。

全く同じステイン(着色剤)を塗布していますが、マホガニーの方が明るい赤です。

マホガニー材の突板

ウォルナット材の突板

アルミ材から削り出したアルミレッグです。

2022年 あけましておめでとうございます。

当地では、元日から穏やかな天候で、良い正月でした。

大雪の地方もあると思いますがお気をつけ下さい。

今年も正月も、例年と変わりなく過ごしました。

 元日のおせち料理・箱根駅伝 青学優勝等です。

ひとつ違ったのは 喪中につき、初詣を自粛したことです。皆様は如何でしたか。

今年の懸念事項は、長引くコロナ禍と中国の横暴な振る舞いですが、

言いたいことはたくさんありますが ここでは控えます。  

今年の楽しい目標を書いてみます。仕事と趣味と嗜好がごちゃ混ぜです。

1 年末に屋久杉の木材を入手したので、スピーカーの箱に利用出来たらと考えています。  

 広く大きい材ではないので、小型のパーツ等に使用します。

2 木工技術で最近レジン使用が流行っています。

レジンの発色がきれいなので、作ってみたいと思っています。

3 大型バンドソーを所有しているのですが、有効利用していません。

これはモーターの容量が大きいために  使用するとブレーカーが落ちるので、

小さい容量のモーターに交換して使用したいと思います。

4 長引くコロナ禍で、パラゴン製作も影響を受けています。

作業効率化のために、3種類モデルがありますが、1種類に統合することや、簡素な仕上げ方法への変更を考えています。

5 年末に取得した旋盤でアルミパーツを制作できるようになりました。

LE8Tのボックス用に大きいアルミレッグ などを削ってみたいです。

6 C41 アンジェラス を制作販売を再開しました。

パラゴン製作を効率化して時間をつくり、継続的にこの小さい箱を 制作したと思っています。

7 昨年末に購入したバーべキュー(BBQ)用 燻製器で 美味しいテキサス流BBQ料理を少なくとも毎月一度は作ってみたいです。

年末にお肉を焼きましたが、温度管理が拙く パサパサな出来上がりになり失敗料理でした。

 ピンク色の燻製リングは付いていましたので、香りは良かったです。

捨てるわけにはいかず、おせちと合わせて反省の意味をこめて頂きました。

 

2022年が皆様にとって良いお年になるよう希望します。  

コロナ禍に翻弄された1年でした。

生活のすべてのことに影響を受けましたね。

その中で、お買い上げのたいへん多くのお客様に、感謝申し上げます。

流通業や製造業で障害がおこり、一部の製品の入荷が遅れて、

お客様にはたいへんなご不便をお掛けしたことも お詫びいたします。 

来年が、皆様にとって、最良の年になるようにお祈り申しげます。