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最近のパラゴンレプリカの作業風景です。
作業の効率化を目指して工程順を変えました。
従来は、すべてに突板を貼って塗装等の仕上げを施して 中音ホーンの取付位置調整していましたが、仕上げ面を キズ付けるリスクがありました。
それを回避する目的で、ホーン取付位置調整を前倒しですることにしました。 この場合、養生も必要ないので気楽に行えます。
右箱のホーンを取り付けたところです。ホーン・前脚上下・突板部分など未仕上げです。

前脚の上下の接合部分です。 この部分に位置調整の肝になっています。1本の木ネジの位置が特に重要です。木ネジ位置は、設計図も右よりになっています。
この位置を誤ると、前脚上下が滑らかに立てられず残念になります。 ネジ穴を開ける時は、緊張します。 一部黒塗装が剥がれていますが、再塗装します。

右ホーンです。

右箱全景です。 右端の前面パネルをこれから取り付けます。このパネルの取付作業もかなり難し作業です。つまり最後のピースですから、4方の接合部があるので
全てそれをクリアーにして調和するように取り付けないといけないからです。削ったりする箇所が多くて、時間が掛る場合は、片側で1日費やしたりします。

左箱のホーンを設置したところです。

フロントレッグ用ウォルナット材を購入しました。
実は、いつも厚さ60㎜超のウォルナット材の入手に大変苦労します。
薄い板材ならば、入手は容易ですが、厚さ60㎜超の厚い板は、なかなか見つけることが困難です。
厚さ60㎜超材は、フロントレッグの下部専用です。
今回は、幸運にも偶然に見つかり喜んでいます。
太いウォルナットの木からキリ大下ものです。幹の太さ約650㎜です。
厚さは、61㎜超です。真ん中付近に節があるので、それを避けて木取りします。


水分を吸わないように塗料を塗っています。
