C45 メトロゴン レプリカ インプレッション  その2

完成してから、数日間、試聴を繰り返しました。
メトロゴンの発する独特の音場についてわかってきましたので、お知らせします。

① リスニングポイントが割合広いこと
 ベストリスニングポイントは、スピーカーセンター前 3メートルくらいです。
メトロゴンはリフレクターに音が反射しますので、スピーカーの直前の50センチ(スピーカーの両端をはずれていけません)からでも十分ステレオ効果があり良い音が聞けます。、極端に思われますが、リフレクターの反射効果もあり、それが可能なのです。従って、スピーカーに近づいて聴いても、離れて聴いてもオフセンターの位置で聴いても、良い音がする不思議なスピーカーです。

② リスニングポイントは高さ約60~70センチでやや低めです。
スピーカーの前、3メートルで直立して聴いた場合、リスニングポイントが高すぎて中高音域が
やや不明瞭になります。
フロアに直接座って聴くか、低いソファに座って聴くことをお奨めします。
その理由として、天板のひさしが前に突き出ていますし(上方に音がいかない設計)、リフレクター板の高さが80センチ(反射板をはずれると音が広がりません)しかありませんので、高いリスニングポイント(高さ1メートル以上)は、メトロゴンには適しません。

以上2点から、メトロゴンの再現する独特音場は、割合狭いお部屋でも適することがわかります。
日本の家屋の畳のお部屋でも安定した場所に設置すれば、横になって聴いて良い音を楽しみ頂けます。