ダストキャップ周りの仕上がりの実験(熟練者のように仕上がるか。)

これからリコーンをしようと考えているお客様へ。
一番の感心は、リコーン作業が無事に出来るだろうかということではないでしょうか。

特に作業工程で、重要なのは、ボイスコイルをマグネットギャップのセンターに設置出来るかにかかっていると思います。これには、コツがありまして、一つは、適切なセンター出し用の治具(当社の場合は、フィルム)を使用すること、もう一つは、省略できない重要な作業工程(詳しくは、当社のリコーンマニュアルをご覧下さい。)を行うことです。この二つの重要な作業を必ず行うことでボイスコイルをマグネットギャップのセンター出しは、失敗しません。

 次に、心配なことは、スピーカーは、趣味の世界ですから、出来上がったスピーカー
の見た目ではないでしょうか。ガスケットの取付けなど目につきやすいですが、熟練者とビギナーでは、あまり大きく差が出ません。(接着剤を多めより少なめに塗布したほうが結果がよいと思います。)

 交換作業が完了したスピーカーで、熟練者とビギナーでは、大きく差が出るのは、ダストキャップ(センターキャップ)周りの仕上り状態です。

 これも、適切な接着剤+適切な用具を使用することで、熟練者が行ったような仕上がり状態が可能になります。


 以下、作業条件や用具を変えて仕上り状態を、実験してみました。この結果、を参考にして頂き、リコーンにチャレンジして頂きたく思います。

 なお、この実験は、公正に行い結果(仕上り状態)は、ありのまま写真に収めました。
また、実験を行った者は、リコーンの経験はありますが、それを業務としている熟練者ではありません。

 本日から、数回に分けて実験結果をこの店長日記に掲載いたします。明日に続きます。