実験結果

本日は、昨日に引き続き実験結果をこの店長日記で掲載いたします。

条件

当社取扱いのコーン紙#JBL D130 に ダストキャップDCP4406を瞬間接着剤で接着 する作業の条件を変えて5種類の作業実験をしました。

1 フリーハンド(通常容器)で塗布した場合

通常の細口容器で瞬間接着剤#GA380(ダストキャップ専用瞬間接着剤)をフリーハンドで塗布しました。対象のスピーカーは、作業台に置いて片手で回して塗布しました。この接着剤は、割合作業中のミスもあまり目立たなく仕上がります。作業中の接着剤の塗布量のムラで乾いた接着剤の表面がデコボコしています。通常容器の口の外径は、5ミリもあるためにピンポイントの塗布が出来ません。本来ならば、コーン紙とダストキャップの境目にピンポイントで塗布したいのですが、この容器では、正確な塗布に限界があります。しかし、美しい仕上がりとは言えませんが、確り接着出来ています。恐らく音のビビリ等は、皆無だと思います。

裏側には、接着剤は、浸透していませんが、隙間なくコーン紙とダストキャップが接着されています。

2 フリーハンド(通常容器)+ターンテーブル(料理用のものを使用)で塗布した場合

対象のスピーカーを、ターンテーブルに置いて助手に回してもらいながら、通常の細口容器で瞬間接着剤#GA380(ダストキャップ専用瞬間接着剤)をフリーハンドで塗布しました。 1の場合と同じく作業中の接着剤の塗布量のムラで乾いた接着剤の表面がデコボコしていますが、ターンテーブルで回転作業したお陰で1の場合より仕上がりがベターになりました。通常容器の口の外径は、5ミリもあるためにピンポイントの塗布が出来ません。また、通常容器は、少々容器のボディが硬いため接着剤を出すのに力が必要でストレスを感じます。通常容器では、コーン紙とダストキャップの境目にピンポイントで塗布したいのですが、正確な塗布に限界があります。 しかし、美しい仕上がりとは言えませんが、確り接着出来ていますので機能上問題ありません。

 

裏側には、接着剤は、浸透していませんが、隙間なくコーン紙とダストキャップが接着されています。

3 フリーハンド(ルアー容器) で塗布した場合

金属製のルアー付属容器(接着剤の塗布用注射針付容器NDL2-14+ADH-BTL-1L)を使用して瞬間接着剤#GA380(ダストキャップ専用瞬間接着剤)をフリーハンドで塗布しました。この金属製のルアー付属容器の先端の針の部分の外径は、2ミリのためコーン紙とダストキャップの境目にピンポイントで塗布できました。また、容器のボディが柔らかいため扱い易く、塗布にストレスを感じることは、ありませんでした。フリーハンドですが、2の場合より精緻な塗布が可能になりました。ただし、片手で重いスピーカーユニットを回転させながらの作業なので、塗布が一筆書きとはいかず、塗布量にムラがある。コーン紙とダストキャップの境目に隙間が無く接着され機能上の問題無し。

ピンポイントで接着剤を塗布したので、裏側に、接着剤が、少々浸透していますが、隙間なくコーン紙とダストキャップが接着されています。

4 フリーハンド(ルアー容器) +ターンテーブルで塗布した場合

対象のスピーカーを、ターンテーブルに置いて助手に回してもらいながら、金属製のルアー付属容器(接着剤の塗布用注射針付容器NDL2-14+ADH-BTL-1L)を使用して瞬間接着剤#GA380(ダストキャップ専用瞬間接着剤)をフリーハンドで塗布しました。助手にターンテーブルに載せたユニットを回転してもらい塗布するので、接着剤の塗布に集中できる。ただし、回転のスピードに少々ムラがあるため、接着剤の塗布量もムラが出る。しかし、一筆書き出来ているのでかなり外観は、改善された。コーン紙とダストキャップの境目に隙間が無く接着され機能上の問題無し。

 

ピンポイントで接着剤を塗布したので、裏側に、接着剤が、少々浸透していますが、隙間なくコーン紙とダストキャップが接着されています。

5 容器固定+ターンテーブルで塗布した場合

対象のスピーカーを、ターンテーブルに置いて助手に回してもらいながら、金属製のルアー付属容器(接着剤の塗布用注射針付容器NDL2-14+ADH-BTL-1L)を使用して瞬間接着剤#GA380(ダストキャップ専用瞬間接着剤)を固定して塗布しました。木工機械のブレ等を検査する測定工具の支柱に金属製のルアー付属容器を固定させて塗布した。一筆書き出来ているのでかなり外観は、改善された。仕上がりは、やはり一番良かった。ただし、針先が、固定されているので、コーン紙とダストキャップの境目に針先を常に置かなければならず調整が難しい。一筆書き出来ているのでかなり外観は、良い。コーン紙とダストキャップの境目に隙間が無く接着され機能上の問題無し。

 

ピンポイントで接着剤を塗布したので、裏側に、接着剤が、少々浸透していますが、隙間なくコーン紙とダストキャップが接着されています。

 

長い文を最後まで読んで頂きましてありがとうございました。次回は、この実験の総括を書きますのでよろしくお願いいたします。