店長&スタッフ日記

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お客様のご要望で、JBL LE14のコーン紙を作り納品いたしました。

JBL LE14は、特異なユニットです。

と申しますのは、通常は38センチ(15インチ)と30センチ(12インチ)は、各メーカーとも割合製品が多いのですが、35センチ(14インチ)となるとJBL LE14 と同1400NDくらいしか思いつきません。

従って、我々のスピーカーパーツの業界も、14インチのコーン紙など費用対効果からして製造していません。 

そこで、無いなら作ってしまえといわんばかりに作ってみました。

38センチ用のコーン紙の外周を切り取り、LE14のエッジを装着しました。

オリジナルと同じように10山のコルゲーションがついています。

なおこのコーン紙には、表と裏には、白いダンプ剤を施していません。

今回は、コーン紙のみの注文でしたので、近日中にLE14用のキットを企画したいと思います。

ピエール社 のエッジクランプを新発売いたします。

このエッジクランプは、写真のような場合で使用します。 室内ドアーに付けて実演しています。

厚さ0ミリ~68ミリの板物のコバを締め付けることが出来ます。 二つのいカムにゴムが巻かれスリップしないようになっています。

二つのカムの間隔は、スプリングのお陰で0ミリ~68ミリまで可変です。

板物のエッジの突き板貼りに威力を発揮すると思います。

近日中に販売開始いたします。

今日は、こちら(大分県日出町)から門司港にスペインからの輸入貨物の引取りに行きました。

予定より早く引き取りが出来ましたので、寄り道して会員制のコストコで食料を買い込みました。

今までこの店長日記では、一度も無かったのですが、今日は、珍らしく食べ物の話題です。

珍しい食材を色々買ったのですが、お気に入りのチーズが販売されていましたので購入いたしました。

そのチーズは、パルミジャーノという高級チーズです。原産国イタリアでは、チーズの王様と呼ばれている物です。

私の購入した物は、36ヶ月間熟成したもので、味とコクが深い物でした。

食べ方も、すりおろして粉状にしてパスタにかけたり、バルサミコ酢に浸して食すことも出来るそうです。

皆様は、ナポリタンなどにふりかけるパルメザンチーズは知っていると思います。

このパルメザンチーズは、パルミジャーノの英訳ということが分かりました。

現在パルメザンチーズは、粉チーズの総称になっていて、必ずしもパルミジャーノを粉にしたものではないようです。

以上少し興味があったので、ウィキペディアから、解説いたしました。

ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8E


パルミジャーノ の730グラムのブロック 約2,500円

お客様から、日々多数のお問い合わせが寄せられていますが、なるべく迅速にお答えするようにしています。

特にアルテックの旧モデルのお問合せは、いつもどんなユニットだったかピンと来ないことが多いです。

ユニットの概要が分からないとご要望の商品のお話も出来ないので、ネットで現物の写真やスペックを探しまわります。

そのとき役に立つのが、製品スペックシートです。英文ですが探しているユニットの写真や特長の情報が記載されているからです。

GPA(グレート プレーンズ オーディオ)社は、アルテックが撤退してから、その社員だった方が立ち上げた会社です。

◎アルテックの製品スペックシートは、こちらです。

www.greatplainsaudio.com/vintage_altec.html

◎GPAの製品スペックシートは、こちらです。   

www.greatplainsaudio.com/products.html

参考になりましたか?

作業場の整備を行っていますが、構造体の工事や、造作の設置工事では、ピエールクランプや突っ張り棒は、欠かせません。

すべてをご紹介していませんが、便利で頻繁に使用しています。

特に、人力では出来ない微妙な調整に活用しています。

例えば、太い角材(少し捩れていると仮定します。)を梁として使用する場合、両端のうちの片方を固定すれば、もう一方は、捩れています。

この捩れを戻すことは、人力では、不可能に近いことです。

瞬間的に戻しても、力を抜くと元に戻るからです。

しかし、クランプや突っ張り棒は、微妙な力を連続して加えることが出来ますので微調整に最適です。

写真は、本日の作業(ガレージに合板の収納棚を設置)で、ピエールクランプ等を使用した例です。

棚の梁(米松のフォーバイシックス材)が捩れていましたので、両端のうち一方を固定して、マキシクランプ F30(開き30センチ)2本と突っ張り棒P1(60センチ~100センチ)1本を使用して捩れを戻しているところです。

クランプのバーに大きな力がかかっていますので並みのクランプでは、持ちこたえられないと思います。

マキシクランプ F30のバーは、非常に強靭ですのでこういう作業に持って来いです。

今日は、作業場の商品・材料等の収納場所確保のため棚を設置していました。

作業がひと段落してので、道具を片付けようと ふと道具ベルトを見るとたいへん汚れていました。

何年も手入れせずにいましたので、メルトニアン カラークリームで手入れしてみました。

カラークリームは、#145 バーガンディ を使用いたしました。

まず、汚れが酷いので、湿った雑巾で汚れをふき取りました。

次にウエスでクリームを革に念入りにすり込み、細部は、歯ブラシで塗布しました。

その後10分そのままにして 乾拭きしました。

これだけの作業ですが、見違えるほどキレイになりました。

メルトニアン カラークリームの特長は、革によく成分が浸透して、適度に柔らかくなり、表面はツヤが出ます。

そのツヤは、エナメルのようにピカピカなものではありませんが、深く落ち着いた輝きが出ることです。

メルトニアン カラークリームは、塗り易さと、輝きある仕上がりに特長があります。

道具ベルト全体のビフォー

道具ベルト全体のアフター

道具ベルト一部のビフォー

道具ベルト一部のアフター

アルテックの38センチウーファー用のダストキャップの新製品のご案内です。

8月19日の店長日記の企画シリーズ『スピーカーパーツ加工教室』で試作したセンターメッシュ付のダストキャップの問い合わせが複数のお客様からあり、商品化いたしました。

ベースとなるダストキャップは、#DCP4124です。

口径約105ミリの平たい形状の紙製です。アルテック515B用のリコーンキットの構成パーツとして販売していました。

中心の開口は、直径28.5ミリです。同じ球面体のメッシュを切り取り移植していますので キャップの球面が自然に繋がっていますので違和感がありません。

アルテック515のコーン紙に載せてみました。全体のバランスも良いようです。

 

開口の大きさは、直径15ミリをご希望するお客様もいらっしゃいますので、開口部のサイズのご要望も承りますのでよろしくお願いいたします。価格は、2枚1組で1,680円です。 近日中に販売開始いたしますのでよろしくお願いいたします。

 昨日深夜から本日午前中にかけて、猛烈な台風16号が、九州西方海上を北上しました。強い風と大雨に見舞われましたが、皆様の地方では被害が無かったでしょうか。

 本日は、当社販売のアルミダストキャップ6種をご紹介いたします。

 #DCA2100

JBL LE8T用のダストキャップとして人気商品です。入荷しても即完売し、リコーンキットが安定供給できていません。いつも品薄でお客様にご迷惑をお掛けしています。安定供給に努めます。ちなみに品番のDCAは、ダスト・キャップ・アルミニュウの頭文字です。紙製ですとDCPとなります。  

 

#DCA2101

 52.7㍉径のセンタースクリーン付きのアルミダストキャップです。

 

#DCA3101  

80.1㍉径のセンタースクリーン付きのアルミダストキャップです。

#DCA3100

80.7㍉径のアルミダストキャップです。JBL E110やD123などの3インチボイスコイルに使用される人気のダストキャップです。

 

#DCA4100

当社で最も販売実績がある人気のダストキャップです。 JBL38㌢用でD130やE120等に使用されるいます。専用接着剤とのセット販売でお得な価格で販売中です。

#DCA3500

88.9㍉径のアルミダストキャップです。新製品です。アルテック600Bなどの3インチボイスコイルに使用されるダストキャップです。

今日は、背の高い(置く行きの深い)コーン紙をカットしたり、ボイスコイルの開口が狭いのでコーン紙をカットする場合の加工法です。

なぜ、この加工が必要なのか、申し上げます。

当社の販売しているコーン紙は、専用モデルもありますが、ほぼ同じコーン紙の形状のものを3インチボイスコイルのコーン紙として使用し、4インチボイスコイルのコーン紙として兼用する場合もあります。

そのためが、3インチボイスコイルとして製造されたコーン紙を4インチボイスコイルのコーン紙に改造する場合、コーン紙のカットを行うのです。

今回は、アルテック600Bのコーン紙に仕立てるために、品番#1207のコーン紙を当初1.5インチの開口を3インチの開口に広げるためにカット加工です。

 

用意するパーツと道具等は、

◎コーン紙#1207(アルテッ600B用の30センチ径汎用コーン紙です。)

◎ 紙管 (約35ミリ径の紙管です。)

◎円切りカッター(オルファ社)・コンパス・ノギス・物差し、サンドペーパー240番程度 荷造りテープ があれば結構です。   

まず、コーン紙の開口にピッタリ入るように紙管にテープを巻いて太さを調整します。 次に紙管をコーン紙とほぼ同じ高さにカットします。次に紙管の上部に蓋をして、下部にも安定させる紙片を接着します。

 

コンパスでセンターを求め、切取る円を書きます。ボイスコイルよりも大きい円だと修正が効かないので、小さめの円を書きます。

 

ノギス等で、描いた円がほぼ中心になっているか確認します。偏心(センターがずれていること)が無いようによく確認してください。

 

円切りカッターでコンパスで描いた線を切取っていきます。カッターは鋭い刃先を使用して下さい。

切取ったところです。

切取った箇所は、バリ等が出るので、写真のように紙管にサンドペーパーを巻いて軽く研磨してください。少し小さい開口もサンドペーパーで研磨することで広げることがぢきます。

先日行った、ダストキャップの接着実験で使用した精密接着用の容器についてお客様からお問合せがありましたので、特長を説明いたします。

この容器は、金属製の抽出口(針先が太い注射針と同じ)とプラスチック製のボトルからなります。

①夫々別売 ですが、金属製の抽出口の根元と容器のふたの部分がねじ込み式になっていて、接着剤は一切漏れませんし、手を汚すこともありません。

②針の長さは、50ミリで狭い箇所もよく届き正確な接着剤の塗布が可能になります。

③プラスチック容器は、容量が約30ccの容器で、適度な柔らかさの容器ですので無理なく接着剤を出すことが出来ます。無理な力を加えなくても塗布が楽になります。

④この容器は、更に良いことに、使い捨てではありません。複数回使用が可能です。

使用後のお手入れ方法をご紹介いたします。

金属製の抽出口は、使用直後、プラスチック容器から離して、残った接着剤を拭取ります。次に火で加熱します。ペンチ等で挟んで、ガスコンロで火あぶりにします。それで針先内に残った接着剤の成分が燃焼して再使用可能になります。使用から時間がたって火あぶりしても構いません。

プラスチック容器のほうは、使用直後接着剤を別容器に戻します。そして空にしてそのまま放置します。放置した容器のなかで底に接着剤が少量溜まり、固まりますが、容器には、瞬間接着剤はこびりつきませんので、ブラシで中をこすれば再使用できます。

通常容器の容器より瞬間接着剤の正確な塗布が出来る精密接着用の容器のご紹介でした。

 当社販売のJBL,アルテックの38センチ用 エッジ6種類のご紹介いたします。

SF JBL 2235  ベストセラーは、群を抜いてこれです。
やはりJBL2231Aのエッジ交換に購入されるお客様が多いです。
接着剤付きで販売いたします。 

 

SF 15 FLAT BLACK  最近販売を始めた、新製品です。
JBLは、通常アングルアタッチですが、このエッジは、アルテック用で、フラットアタッチです。
色も 上記2235より黒い色になっています。
接着剤付きで販売いたします。

 

SC JBL 2225 とSC JBL2220 SC  クロスエッジ
JBL 2225は、準ベストセラーです。
2225と2220のエッジは、よく似ていますが、異なりますので、ご注文には、お気をつけ 下さい。
同じクロス製2山ですが、2220の方が、2山が幅広いので ご注意下さい。
ダンプ剤兼接着剤付きで販売いたします。 

 

SC ALTEC 421 これも最近、販売を始めたエッジで、人気の高い商品です。
人気の理由は、アルテック515用として、薄く柔らかい材質ですので、オリジナルに近く交換後も割合エージングが少しで完了するからではないかと思います。
ダンプ剤兼接着剤付きで販売いたします。  

 

SC JBL 2226
JBL 2226専用のエッジです。  
3山クロスエッジです。
ダンプ剤兼接着剤付きで販売いたします。  

当社の38センチ用 ガスケットは、全部で6種類あります。夫々特長がありますので ご選択のご参考にどうぞ。

#GXS 1560 

コルクガスケットで当店のベストセラーです。ガスケット交換は、割合簡単で失敗も少ないので、交換されるお客様に人気です。

コルクガスケットは、一番仕上がりが美しくスピーカーの外観が一新します。

38センチの口径のJBL、アルテックの殆どの機種に適合します。

 

#GRS1520

コルクに続きこのガスケットも人気商品です。紙とウレタンの2層構造です。

値段がお手頃で、38センチの口径のJBL、アルテックの殆どの機種に適合します。

 

#GFS1535

ウレタン製のガスケットです。値段がお手頃で、38センチの口径のJBL、アルテックの殆どの機種に適合します。

伸縮自在でジャストフィットします。幅が狭いガスケットです。


 

#GPS1502と#GPS1504 どちらも紙製のガスケットです。

#GPS1504は、表面に黒いビニールコーティングが施されています。どちらも厚めのガスケットです。

値段がお手頃で、38センチの口径のJBL、アルテックの殆どの機種に適合します。

 

#GFS1530

最後は、アルテック用 幅広のウレタンガスケットです。これもアルテックファンに人気のガスケットです。8個で一本のスピーカーを構成します。

当社のワイドセレクションのスピーカーパーツの中から、同様であって全く異なる商品を紹介いたします。

 

今回は、3種類のJBL 10インチ リコーンキットです。

JBL LE10用、同 2121用、同 E110用、同2123用のキットです。これらの共通点は、

コーン紙が共通で同じ物が使用されています。ストレートでノンコルゲーションのコーンです。

しかし、その他のパーツは、個々に異なります。

(※画像をクリックすると商品詳細とご注文ページ をご覧いただけます。)

まず、LE10用は、ウレタンワンロールのエッジを持ち、コイル巻き幅が広く重いボイスコイルになっていて、低域までレンジを伸ばしています。(※のちほど、画像と商品をショップに出品致します。)

 

2121用は、有名な、モニタースピーカー 4343 の中低域を受け持っていました。 ウレタンワンロールのエッジを持っていますが、中庸のボイスコイルで低域まで伸ばしていませんが、中身の濃い音を再生します。

 

E110は、楽器用でステージ等で使用された信頼性のあるユニットでした。アルミ製のセンターキャップで、耐久性を考慮して4山のクロスエッジを持っています。

 

 
 

 

最後に2123用ですが、これも、有名な、モニタースピーカー 4344MK2 の中低域を受け持っていました。2山のクロスエッジで高能率の仕様になっていました。

 

 当社のスピーカーパーツは、オリジナルではありませんが、オリジナルの特長を反映し、なるべくオリジナルに類似したパーツで構成されています。

前回のダストキャップ 接着実験の 総括を述べたいと思います。
実験結果については、写真の見たままで判断してもらっても誤りはないのですが、客観的に採点してみましたので参考にして下さい。

ダストキャップ 接着実験の採点 (1点~5点) 

条件/項目1.接着は確実にされているか2.接着剤の均質度(滑らか又は、デコボコしているか)3.境目が滑らか又は、デコボコしているか合計(15点満点)
フリーハンド(通常容器)で塗布した場合5117
フリーハンド(通常容器)+ターンテーブルで塗布した場合5229
フリーハンド(ルアー容器)で塗布した場合54312
フリーハンド(ルアー容器)+ターンテーブルでで塗布した場合54413
容器固定+ターンテーブルで塗布した場合55515

 
予想通りの評価になりましたが、仕上がりを良くしようと思えば、それなりに手間と経費がかかります。

例えば、ターンテーブルは、料理用の安価な物で良いと思いますが、ピンポイントに接着できるルアー容器(金属製の抽出口付)は、使い捨てではありませんが、 経費がかかります。

容器を固定しようと思えば、手間と時間がかかります。

フリーハンドの作業でもスピーカーの実用性には問題ありません。

最後にこの実験から得た結論ですが、手間と経費をかければ良い仕上がりが期待できますが、最低でもターンテ―ブルの上に載せて作業すると全くのフリーハンドよりも良い結果が得られます。

本日は、昨日に引き続き実験結果をこの店長日記で掲載いたします。

条件

当社取扱いのコーン紙#JBL D130 に ダストキャップDCP4406を瞬間接着剤で接着 する作業の条件を変えて5種類の作業実験をしました。

1 フリーハンド(通常容器)で塗布した場合

通常の細口容器で瞬間接着剤#GA380(ダストキャップ専用瞬間接着剤)をフリーハンドで塗布しました。対象のスピーカーは、作業台に置いて片手で回して塗布しました。この接着剤は、割合作業中のミスもあまり目立たなく仕上がります。作業中の接着剤の塗布量のムラで乾いた接着剤の表面がデコボコしています。通常容器の口の外径は、5ミリもあるためにピンポイントの塗布が出来ません。本来ならば、コーン紙とダストキャップの境目にピンポイントで塗布したいのですが、この容器では、正確な塗布に限界があります。しかし、美しい仕上がりとは言えませんが、確り接着出来ています。恐らく音のビビリ等は、皆無だと思います。

裏側には、接着剤は、浸透していませんが、隙間なくコーン紙とダストキャップが接着されています。

2 フリーハンド(通常容器)+ターンテーブル(料理用のものを使用)で塗布した場合

対象のスピーカーを、ターンテーブルに置いて助手に回してもらいながら、通常の細口容器で瞬間接着剤#GA380(ダストキャップ専用瞬間接着剤)をフリーハンドで塗布しました。 1の場合と同じく作業中の接着剤の塗布量のムラで乾いた接着剤の表面がデコボコしていますが、ターンテーブルで回転作業したお陰で1の場合より仕上がりがベターになりました。通常容器の口の外径は、5ミリもあるためにピンポイントの塗布が出来ません。また、通常容器は、少々容器のボディが硬いため接着剤を出すのに力が必要でストレスを感じます。通常容器では、コーン紙とダストキャップの境目にピンポイントで塗布したいのですが、正確な塗布に限界があります。 しかし、美しい仕上がりとは言えませんが、確り接着出来ていますので機能上問題ありません。

 

裏側には、接着剤は、浸透していませんが、隙間なくコーン紙とダストキャップが接着されています。

3 フリーハンド(ルアー容器) で塗布した場合

金属製のルアー付属容器(接着剤の塗布用注射針付容器NDL2-14+ADH-BTL-1L)を使用して瞬間接着剤#GA380(ダストキャップ専用瞬間接着剤)をフリーハンドで塗布しました。この金属製のルアー付属容器の先端の針の部分の外径は、2ミリのためコーン紙とダストキャップの境目にピンポイントで塗布できました。また、容器のボディが柔らかいため扱い易く、塗布にストレスを感じることは、ありませんでした。フリーハンドですが、2の場合より精緻な塗布が可能になりました。ただし、片手で重いスピーカーユニットを回転させながらの作業なので、塗布が一筆書きとはいかず、塗布量にムラがある。コーン紙とダストキャップの境目に隙間が無く接着され機能上の問題無し。

ピンポイントで接着剤を塗布したので、裏側に、接着剤が、少々浸透していますが、隙間なくコーン紙とダストキャップが接着されています。

4 フリーハンド(ルアー容器) +ターンテーブルで塗布した場合

対象のスピーカーを、ターンテーブルに置いて助手に回してもらいながら、金属製のルアー付属容器(接着剤の塗布用注射針付容器NDL2-14+ADH-BTL-1L)を使用して瞬間接着剤#GA380(ダストキャップ専用瞬間接着剤)をフリーハンドで塗布しました。助手にターンテーブルに載せたユニットを回転してもらい塗布するので、接着剤の塗布に集中できる。ただし、回転のスピードに少々ムラがあるため、接着剤の塗布量もムラが出る。しかし、一筆書き出来ているのでかなり外観は、改善された。コーン紙とダストキャップの境目に隙間が無く接着され機能上の問題無し。

 

ピンポイントで接着剤を塗布したので、裏側に、接着剤が、少々浸透していますが、隙間なくコーン紙とダストキャップが接着されています。

5 容器固定+ターンテーブルで塗布した場合

対象のスピーカーを、ターンテーブルに置いて助手に回してもらいながら、金属製のルアー付属容器(接着剤の塗布用注射針付容器NDL2-14+ADH-BTL-1L)を使用して瞬間接着剤#GA380(ダストキャップ専用瞬間接着剤)を固定して塗布しました。木工機械のブレ等を検査する測定工具の支柱に金属製のルアー付属容器を固定させて塗布した。一筆書き出来ているのでかなり外観は、改善された。仕上がりは、やはり一番良かった。ただし、針先が、固定されているので、コーン紙とダストキャップの境目に針先を常に置かなければならず調整が難しい。一筆書き出来ているのでかなり外観は、良い。コーン紙とダストキャップの境目に隙間が無く接着され機能上の問題無し。

 

ピンポイントで接着剤を塗布したので、裏側に、接着剤が、少々浸透していますが、隙間なくコーン紙とダストキャップが接着されています。

 

長い文を最後まで読んで頂きましてありがとうございました。次回は、この実験の総括を書きますのでよろしくお願いいたします。

これからリコーンをしようと考えているお客様へ。
一番の感心は、リコーン作業が無事に出来るだろうかということではないでしょうか。

特に作業工程で、重要なのは、ボイスコイルをマグネットギャップのセンターに設置出来るかにかかっていると思います。これには、コツがありまして、一つは、適切なセンター出し用の治具(当社の場合は、フィルム)を使用すること、もう一つは、省略できない重要な作業工程(詳しくは、当社のリコーンマニュアルをご覧下さい。)を行うことです。この二つの重要な作業を必ず行うことでボイスコイルをマグネットギャップのセンター出しは、失敗しません。

 次に、心配なことは、スピーカーは、趣味の世界ですから、出来上がったスピーカー
の見た目ではないでしょうか。ガスケットの取付けなど目につきやすいですが、熟練者とビギナーでは、あまり大きく差が出ません。(接着剤を多めより少なめに塗布したほうが結果がよいと思います。)

 交換作業が完了したスピーカーで、熟練者とビギナーでは、大きく差が出るのは、ダストキャップ(センターキャップ)周りの仕上り状態です。

 これも、適切な接着剤+適切な用具を使用することで、熟練者が行ったような仕上がり状態が可能になります。


 以下、作業条件や用具を変えて仕上り状態を、実験してみました。この結果、を参考にして頂き、リコーンにチャレンジして頂きたく思います。

 なお、この実験は、公正に行い結果(仕上り状態)は、ありのまま写真に収めました。
また、実験を行った者は、リコーンの経験はありますが、それを業務としている熟練者ではありません。

 本日から、数回に分けて実験結果をこの店長日記に掲載いたします。明日に続きます。

 先日、完成した当社のスピーカーパーツカタログの商品点数は、全部で214点でした。その内訳は、エッジ:40点、コーン紙:43点、ボイスコイル:30点、ダンパー:20点、ダストキャップ:32点、ガスケット:20点、その他スピーカーパーツ関連商品:29点の合計214点でした。これらの商品は、過去5年間で取扱った商品ですが、現在すべて在庫しているわけではありません。今後も新製品の発掘に努め、お客様のニーズに沿えるよう商品ラインを充実したいと思いますので
よろしくお願い致します。

瞬間接着剤 #380は、ダストキャップの接着専用の優秀な瞬間接着剤としてお客様から多数の好評のお声を頂いています。パーツとパーツを強力に結合するとても優秀な接着性能を持っています。その性能を実験してみました。

  まずは、最近作成したカタログの商品説明をご覧下さい。

この接着剤の特長は、さらさらしていて粘度が低いのですが、隙間を埋める性能は良いことです。さらさらなので、接着剤がすべて流れ落ちそうなのですが、留まって平たくなり、パーツとパーツを結合する性能が優秀です。

コーン紙を直線にカットしたものを2枚 で隙間0ミり、1ミリ、2ミリを作り#380の塗布を行い、接着性能の実験を行いました。写真は、夫々表と裏から撮影しています。

○ 隙間無し(隙間はダストキャップとコーン紙の隙間を想定しています。)の場合。   

問題なくコーン紙とコーン紙をガッチリと接着しています。2枚の紙と紙の接点だけの平面接着は、困難な場合を想定していますが、接着剤が平坦になり両方の紙片を強力に結合しています。 接点の部分ですが、折れ曲がることなく強力に平面を維持しています。

 

裏面の接着剤は、染み出ていません。表のみで強力に接着しています。


 

○ 1ミリの隙間の場合。

 接着剤を塗布した約3センチうち約2センチは隙間を埋め、両方の紙片を強力に結合しています。残りの1センチは、隙間を埋めることが出来ていません。

 

裏面に接着剤が染み出ているが、固まって両方の紙片を強力に結合しています。

 

○ 2ミリの隙間の場合。   隙間を埋めて両方の紙片を接着することは出来ていません。

 

この実験は、単に紙片と紙片の非常に狭い、辺と辺の結合の実験を行いました。にも拘らず、優秀な接着性能を確認できました。また、2ミリ前後の隙間があると接着不良が発生することが分かりました。通常のリコーン作業では、この実験のような困難な場合は、ありませんが、この#380の接着性能の優秀さを証明出来たと思います。

前回に引き続きボイスコイルボビンのカット加工についてです。前回は、丸銅線のボイスコイルのカットでしたが、今回は、エッジワイズ銅リボン線仕様のボイスコイルボビンカットです。 基本的に、作業で使用する道具や作業手順は、前回の丸銅線のボイスコイルのカットと同じです。異なる点をしいて挙げるならば、ボイスコイルの引出線がリボン状になっているため作業が容易です。、

 

今回の加工は、具体的には、ボイスコイルのボビン上部を5ミリカットする加工です。品番#1600-16 直径75ミリのアルテック515BやJBL2121他に使用する汎用のボイスコイルを使用してカットを行います。

 

 1   まずボイスコイルボビンは、デリケートで変形しやすいので、紙管に収めます。ここで、スカスカで緩い場合、

  荷造りテープ等紙管に巻いてピッタリ納まるようにします。これで外周を押さえても真円の変形は無くなります。

 2        次にコイル上端から、等間隔で印をつけていきます。この印のところでカットするわけです。カットは細工用

  のカッターで少しづつ慎重かつ丁寧に切り込みます。ここでご注意点は、2本引き出している銅リボン線を避け  

  てカットすることです

 

   写真は、フリーハンドで点線に沿って切り取ったものです。
もっと綺麗に仕上げるために、円周に沿って定規のようなものを当てて切ることもできます。
ボビンの材質は少し力を入れないと、カットできません。

    不均等な切り口を紙管に沿って、ペーパー掛けして、滑らかに仕上げているところです。

 カット前とカット後です。
以上のように作業は、割合簡単です。
リボン状の2本の引出線を誤ってカットしなければ、割合簡単な作業です。

 

 

今日、お客様に向けてピエールクランプの出荷準備をしていたときのことです。
いつものように全商品のチェックをしていて、マキシプレスのエンジ色のジョーがペンキで汚れていることに気付きました。

どういう過程でこのペンキが付着したのか不明ですが、出荷前に必ず塗料を落とさなければなりません。
そこで、シンナーを使って塗料を簡単に落とすことが出来たのですが、一方でシンナーが、本来のエンジ色の塗装まで落とさないか心配でしたが、杞憂でした。

以前にスペインの本社から、すべてのピエールクランプの塗装は、焼付け塗装を採用しているので、化学薬品や溶接時の飛び散りに耐久性があるということを思い出しました。
その言葉の通り、シンナーでは、全く影響を受けませんでした。
作業現場での酸性やアルカリ性の薬品にも耐久性があるはずです。
 

作業現場の酷使に耐えるピエールクランプをお勧めいたします。