JBL K145 について

JBL K145 について

JBL K145は、アルニコマグネットを持ち、PA用や楽器用のウーハーとして
1980年代に発売されたJBL 38センチウーハーの中では、最強ユニットです。
もともと、JBL150-4C というウエスタン エレクトリックのスピーカーにも
使用された幻の38センチウーハーの流れを汲むものです。
しかし、話がややこしいのですが、全く同じ形状ではありません。
形は154Cが130AやD130に近い形状(バスケットにリングをはめて奥行きを深くしている。
カタログによるとマグネットは、130系に比べると少し重い)となっています。
それに対してK145は、LE15に近いものです。マグネットは、LE15とほぼ同じで、
既存のJBLのバスケットに分厚いリングを装着して、奥行きを1/2インチ深くしています。
このように、150-4Cの流れを汲むK145ですが、音の傾向は、軽い低音の130系より
骨太の低音になっています。K145は、製造された時期によって、コーン紙の厚さが
違うように感じています。(古いモデルがどのようで、比較的新しいモデルがどうなのか
区別は分かりませんが)現在、リコーンキットは品切れ状態ですが、なるべく厚くて強度の
高いコーン紙をキットに組むように仕入れを考えています。