ダンプ剤W-32(接着剤)につきまして

先日、お客さまから当社のダンプ剤(接着剤)はどんなものかとご質問がありましたので解説いたします。商品に付属する当店のものは、接着剤でありダンプ剤と考えてください。

まず接着剤としては、希釈せずにそのまま筆等で塗布します。気温20度・湿度50%くらいの条件で30分から60分でかたまります。固まるまで時間がありますので、位置決めの時間があります。乾燥すると白色から透明になり強力に接着します。フレームとコーン紙など金属・木・ウレタン・紙を強力に接着します。木工ボンドに類似していますが、WD-32はスピーカー専用接着剤です。

次にダンプ剤としての説明です。適度に水で希釈してクロスエッジに塗ります。塗布する量によりエッジの硬さを調整します。塗布することにより、クロスの糸と糸の間の隙間をうめて音がコーン紙の裏に回らなくなります。硬さ調整は、万全を期すならば周波数の計測器があればよいのですが、それが無い場合はやはり薄く塗って柔らかめが良いと思います。

更にもう一つ、コーン紙に薄めたダンプ剤を塗布する方法です。例えば古くなったコーン紙で酸化等で張りがなくなりブヨブヨになった場合など、それに塗布すると少し強度が増します。仕上がりの感じは、しっとりと濡れた見かけになります。

以上ご紹介しましたが、これまでお客様に販売してたいへんご好評を得ております。エッジの場合、30センチ、38センチ用お買い上げであれば、20グラムお付けしています。(クロスエッジの場合は、40グラム)(25センチ以下の場合は10グラム(特殊製品は除く。))

http://www.hobbies-n-things.com/product/191