☆☆300Bシングルアンプ製作プロジェクト☆☆ 特注シャーシ出来上がってきました。

  以前にオーダーしていた特注シャーシが、年末に出来上がり、手元に届きました。

素晴らしく出来が良いシャーシができたので報告いたします。

まず、製作依頼したのは、長野県東御市のエヌテクノロジー( 中山様)です。

http://www.ntcn.jp/

アンプシャーシを手掛ける業者は多いのですが、エヌテクノロジーさんは、アンプシャーシ専門の制作業者ということでお願いしたしました。

はじめての製作依頼ですから、中山社長に数回電話して相談して納得してオーダーいたしました。

中山社長は、お忙しいにも関わらず、 真摯に対応して頂きました。

製作に図面は必要ですが、各パーツの寸法を正確に測って、方眼紙に手書きで図面を記載しました。

 

以下この特注シャーシの特長を箇条書きいたします。

1 正確な穴開け・・・・ 最小0.5㎜単位で穴開けやカットをお願いたしました。 レーザー加工のようですからキレイに仕上がるのは当

然かもしれませんが、正確にカットされていました。 

 

2 落し込み加工・・・・底板は、正面から見えません。通常では、前から見ると底板の辺が見えますが、落し込み加工の場合底板が見

えない のですっきりした外観になります。すっきりした外観だけではありません。 剛性が格段にアップしています。

底板にL字型の鋼材を溶接しているからです。

 

3 丁寧な溶接・・・・一般機器とは違う趣味性の高いオーディオ機器です。従って精緻で丁寧な溶接作業が要求されます。

特に四方の角は、 見えない下の部分も丁寧に溶接して研磨されています。

 

4 裏板の丁寧な仕上げ・・・・裏板の部分は実際のところ見えない部分ですが仕事が丁寧です。

 放熱穴・底板取付ネジのザグリ等です。

 

5 見積もりは、塗装仕上げ・脚等を含めて行ってくれますので、仕上げと精巧さを考慮してもリーズナブルと思います。 

これは特注シャーシですが、一般販売のリーズナブルなシャーシもあるようです。

 

これから、管球アンプ等を自作される方に参考になればとレポートいたしました。

 なお、無塗装状態ですので、エヌテクノロジーさんに送り返して、トランスケースと同じシルバーハンマートーンに塗装して

頂く予定です。 出来上がりが楽しみです。

 

 300B シングルアンプ モノブロックのシャーシですので、回路は複雑ではありません。 従ってシャーシ穴開け箇所は多くありません。

裏蓋です。落し込み構造です。放熱穴のデザインも良いです。

 放熱穴も正確にカットされています。

C-Hのトグルスィッチを取り付けてみました。 上の小さな穴は、回転防止の爪が入る穴です。

PEC のボリュームです。横の小さな穴は、回転防止の爪が入る穴です。

アンフェノール真空管ソケットの穴と放熱穴の拡大です。丁寧な仕事です。

フルテックのAC インレットの穴です。 角のアールも指示通りです。

裏蓋の落し込み構造です。裏蓋の受け材を溶接しています。ここも非常に丁寧な作業です。

角の溶接も精巧です。

裏蓋を取り付けたところです。裏蓋が落し込まれています。 ザグリ加工も施され小さい3㎜ビスで取り付けるようになっています。

特注シャーシはこんな感じになります。