店長&スタッフ日記

1016

 本体の作業は、保留して、フロントレッグの制作を行っています。

特にフロントレッグ上部の溝切は、 レプリカ制作で一番困難な作業だと思っています。

毎日作業していますが、調子のよい日と悪い日がやはりあります。

このような難しい作業をする日は、晴天で体調の良い日を選んで 行います。

それでも上手く行かないこともあります。

その場合は、失敗を繰り返す前に、作業を止めて、別の容易な作業に変えて行います。

 

 フロントレッグの上部は、ウォルナット材から製作します。パラゴンの初期~中期~後期各モデルによって形状が異なります。

微妙にカーブや太さが異なります。それは、オリジナルの設計図からも読み取れます。大まかに言いますと、初期モデルが一番

細くて、その後のモデルは太くなります。初期の設計図では、天辺の直径は1インチ(25.4㍉)ですが、この通り製作すると

かなり細く仕上がります。私の制作分は、天辺の直径は、28㍉です。

裏の溝切が難しいです。 この棒状の物に斜めの切込みを入れるわけですから難しいのです。それも深い部分と浅い

部分があり尚更困難な作業になっています。

先週に板曲げしたリフレクター板を本体に装着してみました。 取り付け未済のパーツも少なくなってきました。

リフレクター板には、ACサンド米松合板とハードボードです。この米松合板は、通称グッドワンサイドと言います。

A面の表面は、無節ですが、補修の痕はあります。

天板とレフレクター板です。すべてウオルナット突板で隠れます。

センターの左右ボックスの接合部です。パテの痕は、木ネジを打ち込んでいます。

アウターホーンからインナーホーン方向を写しました。隙間なく接合しています。ホーンらしく出口に向かって広がっています。

インナーホーンの底部です。

先週、板曲げしたインナーホーンパネルを取り付けました。

更にパラゴンらしくなりました。

フロントのカーブしたパネル(インナーホーンパネル)を取り付けました。

このインナーホーンパネルは3層で厚さ14ミリです。素材は、ACサンド米松合板とハードボードです。、

左右ボックスの接合部です。隙間なくパネルを取り付けています。

天板とインナーホーンパネルの隙間が無いことをご覧ください。 天板は、7層のマリン米松合板19㍉です。

裏面です。

天板です。 パテしている箇所には、木ネジが打ち込まれています。

左右ボックスの米松合板の木目をご覧ください。同じ合板から左右の天板を切り出していますので、木目の感じが同じです。

アウターホーンの音の出口付近です。ここでは、マリン米松合板2枚重ねになっています。 厚さ38㍉で14層になっています。

 

 

 

 

 

 

 

10月は、天候が安定していましたので、リフレクター板等の曲げ工程が進みました。

接着剤を大量に使用するので、乾燥する天候はありがたいです。

9枚のリフレクター板・6枚のアウターホーンパネル・18枚のインナーホーンパネルを板曲げしました。 

湿度が高く気温が低いと接着不良になりますので、この10月は本当に天候に恵まれました。

板曲げ工程が終わったので、今後は、前脚のカットを行います。アメリカから米松合板を輸入したときに、購入した

ウォルナット材で、6本分の前脚を削り出します。 厚さ70㍉、幅240㍉のブロック材から削ります。

参考のために、オリジナルの前脚を置いています。

時間があるときに少しづつ作業しているJBL C41 アンジェラス レプリカです。初めて製作するので試行錯誤しています。

特に、独特な形状のフロントパネルの加工が難しいです。

本体の組立は、進んでいませんが、リフレクター板等の板曲げに作業を集中しています。長かった板曲げの工程があと数日で完了します。

 

先日曲げた、リフレクター板です。 使用材料は、米松合板 ACサンドです。別名グッドワンサイドです。

曲げた数は、レプリカ9台分です。リフレクター板が9枚、インナーホーンが左右で18枚、アウターホーンが左右で18枚です。

合計で45枚です。接着剤が乾くのに時間がかかるので、1枚当たり1日以上要します。

上部にパーツを接着した6枚のリフレクター板が見えます。製作したのは良いことですが、大きいので保管がたいへんです。

 

ここ10日間は、本体の組立はせずに、リフレクター板の曲げ作業に専念しています。

接着剤を大量に使用し、手間な作業なのでまとめて 製作しています。 

 

リフレクター板は大きくて、幅180㎝ 高さ75㎝ (曲げる前の大きさ)あります。曲げた後のスプリングバックは、少々ありますが

本体に取り付ける場合は、その方がフィットが良いのです。

ここには、7枚のリフレクター板が並んでいます。全部で9枚曲げました。うち3枚が米松合板製です。

リフレクター板の上部に取り付けるパーツです。これも同じアールで曲げて接着剤で取り付けます。

本日は、米松合板をリフレクター板用に曲げてみました。 

米松合板は、木質の繊維が強いので曲げるのにたいへん苦労いたしました。

 

曲げたリフレクター板を左右の箱に取り付けてみました。 カーブの度合いは良いのですが、大きめにカットしていますので、

本来は、少し小さくなります。

使用した米松合板は、ACサンドというグレードです。グッドワンサイドと言われている物です。

表面は、A級で節が無く非常にキレイです。

残念なことに、この美しい米松特有の木目は、突板で隠れます。

 

 

 

同時にリフレクター板の細いパーツも曲げました。 このパーツは、材質がハードボード製で、リフレクター板の上の部分の

パーツです。

新製品 シンチ バリア ターミナル ブロックが入荷しましたので、説明したいと思います。

シンチ社は、以前から有名なアンプメーカーに多数のパーツ供給しています。

最新の材料や技術品ではありませんが、 高信頼パーツとして有名です。

斬新なデザインではありませんが、ネジでケーブルやワイヤーを確りと接続する機能を 持った信頼パーツです。

 

種類が多いのですが、4種類手元に有ります。 極数は、無視してください。1極~多数極のターミナルがそれぞれの

機種で製造されています。 小さい順に140シリーズ、141シリーズ、142シリーズ、150シリーズの4種類です。

アンプやスピーカーで通常使用されるものです。 最大電流は以下です。

#140・・・・・15Amps

#141・・・・・20Amps

#142・・・・・30Amps 

#150・・・・・40Amps 

その裏面です。

更に同じ機種には2種類あります。 Yタイプとそうではないタイプです。型番にYが付いているタイプは、片側のネジにに替えて

下のような金属部品に変更されています。 このYタイプは、アンプ内部で半田接続できるという利点があります。しかし

どちらかというとYタイプの流通量は少ないようで、当社の販売品は、殆どがYタイプではないものです。

 

 

パラゴンレプリカの制作を天板を取り付けました。これでかなり出来上がってきました。

話は変わりますが、製作で木ネジを打ち込むのに インパクトドライバーを使用しています。

これくらいの躯体になりますとインパクトドライバー使用時の打撃音が響き渡ります。

現在、19㍉マリン米松合板製2台と19㍉パーチクルボード製1台同時製作しています。両者の打撃音はかなり違います。

 少しオーバーに言いますと米松製の方は、カーンー・カーン-で高い音で余韻を残して少し長く響きます。

対してパーチクルボード製の方は、ボーン・ボーンと少し低い音で短く減衰します。

明らかに米松の方が、音が高く余韻が長いです。

実際にウーハーで鳴らした場合、両者はかなり響きが違うはずです。 

左右箱です。

木目をご覧ください。 同じ板から天板を切り出していますので、木目が左右同じ傾向です。残念ですがこの美しい木目は、

ツキ板で隠れてしまいます。

天板を取り付ける前で、上からウーハーボックスを見たところです。

フロントの天板の接合です。厚さ38ミリの部分です。

パラゴン特有のフロントの軒先の加工です。ここも38ミリ厚です。

パラゴンレプリカの組立は、天板を被せる直前まで来ました。その前にこれまであまり説明していなかった細部の仕上げ等について紹介いたします。

 

この上に天板が載ります。

裏側も、ウーハーボックスを形成しています。

ウーハーのスロートからインナーホーンロードです。右に水平翼のようなものが見えます。

これがその拡大写真ですが、音響的にどれくらい影響があるのか分かりませんが、設計図通りに角を丸く加工しています。

ウーハーボックスの角にもグルーブロックを付けて補強しています。

左がインナーホーンロードで右がアウターホーンロードです。ここに19㍉の段差が有りますが、ここに木片を入れて

段差をスムーズにしています。

 

今日は、アウターホーンのアッセンブリーを組立ました。

制作したアウターホーンは、丁度 パワーショベルのバケットの形状に類似しています。

アウターホーンは、文字通りホーンの役割とドライバーとツィーターを支持する役割の開口が有ります。

 

 

アウターホーンを暫定的に取付てみました。 ドライバーとツィーターを支持する役割の開口の位置は、正確に開けないと

前脚を含めて良いバランスになりません。

使用材料は、19㍉厚マリン米松合板です。

このように見るとパラゴンは、2重構造であることが良くわかります。この上に19㍉厚マリン米松合板の天板がのります。

 

 

今日は、低音ホーンのスロート部分を組み立てました。

ホーンの入口ですから、先に行くほど広がる設計です。

パーツが設計図通りにカットされていれば組立は、難しくありません。

 

右ボックスです。ホーンのスロート部分は絞っています。19㍉厚マリン米松合板を使用しています。

 

木ネジと接着剤で強固に取付ています。

左右ボックスを横倒ししました。

左右ボックスの底板です。木ネジをランダムに打ち込んでいるように見えますが、設計図で位置が決まっています。

左右ボックスの間に、幅38㍉の空気層が有ります。

底板の縁の拡大写真です。設計が丁寧で、高さ8㍉グルーブロックが下にみえます。

こちらは、パーチクルボード仕様です。同時に組立しています。

 順調に組立を行っています。 

 

 3台のパラゴンレプリカを同時に製作しています。つまり左右の箱計6個を配置していますので

約50平米の作業場も少し手狭に感じます。

 

 複雑な構造のパラゴンですが、JBL のオリジナルの設計図には、組立順序が記載されていません。

私も、どこから始めるかは、決めていないのですが、この工程を行うと後の工程が出来ないことも多々あるので、それに注意して

組立しています。 

 

  底板の上に側板を垂直に設置して、低音ホーンのスロート部分をこれから組み立てようとしてます。同時にフロントのエプロン

部分もパーツを設置しようとしています。バッフル板は、サブ天板を支持している目的で設置していますが、正しい位置では

ありません。

19㍉厚マリン米松合板は、ささくれ易いこと以外は、作業性が非常に良いです。カット面が滑らかで、そのおかげで

接着性が良く強固に組立出来ます。

 

こちらは、パーチクルボード製です。同じ進捗状況です。

 

 

今回で第4製造ロットになります。第4ロットで使用するすべてのパーツを揃えてから組立に入りました。

 

3台分のパラゴンレプリカのパーツを集めてみました。 大きなパーツである天板・底板・リフレクター板は、別のところに

置いています。前脚や金属部品は、一部未調達です。

組立の1丁目1番地は底板からです。

爪付きTナットに後脚を取り付けてみたところです。

側板を取り付けました。

側板を接着剤と木ネジで取り付けました。やはり組立作業は、カタチとなっていくのでたいへん楽しい作業です。

 本日午前中で、すべてのパーツの穿孔作業が終わりました。

パーツの穴開けだけで1週間も費やしました。

来る日も来る日も、ドリルプレスでパーツに穿孔していました。

単調で、退屈な作業でしたが、最後はバッフル板で完了しました。

午後からは、非常に楽しみな組立作業に取り掛かります。

 

19ミリ厚のマリン米松合板製バッフル板です。爪付きTナットを取り付けて適合するか確かめました。

このように4ヶ所ボルト締めです。 D130改め150-4Cもどきを取り付けてみました。

バッフル開口部分です。 開口部分の角がウレタンエッジに干渉するような事象があると聞いたことがあります。(JBL LE15等の場合)

これは、クロスエッジですのでその心配はありません。

爪付きTナットです。JBL 純正と同じくインチネジを使用しています。

D130改め150-4Cもどきをバッフル板に取り付けたところです。ガスケットを使用してフレームをかさ上げして奥行の

長いコーン紙を使用しています。

19ミリ厚のマリン米松合板製バッフル板の7層になった断面もご覧ください。

パーチクルボードのバッフル板も同時に製作しています。

 

 

製作するのにかなり難関なパーツをカットして、ほぼカット作業は終わりました。

明日からひたすら各種穿孔作業に入ります。

昨日,今日と2日も費やしてカットしたパーツは、スロートアングルパネルです。

このパーツは、パラゴンの中でも、カットが最難関なものです。

ウーハーのホーンロードのほんの入り口のパーツです。

5角形の形状でカットが難しくないように見えますが、すべての辺が傾斜カットなので、

精度を出すのに苦労します。危険スレスレのカットも行うので、キックバック等の少々恐怖も経験しました。

更に難しくしているのは、右用と左用のパーツを対称になるように製作せねばならないことです。

左右6度づつ傾斜カットしています。1台当たり4枚使用します。

 

 

 

075用のC41 アンジェラス ボックスをパラゴンレプリカ制作の合間に作っています。

小さな箱ですので、割合簡単に製作できます。

ただし、フロントバッフルが特殊な形状です。

075を実装した場合と裸で鳴らした場合とは、バッフル板効果で音が異なるのではないかと思います。

 

ウォルナット突板を裏面を除く5面に貼りました。 フラッシュに反応して写真が暗くなっています。

木目は、側板→天板→側板は連続しています。

まだ、下塗りの段階で、今後アルミレッグを取り付けます。

このアングルでフロントバッフルの形状がよく分かります。

パラゴンレプリカの主なパーツカットは終わりましたが、まだ、穴あけ加工や、少々難しいパーツの加工が残っています。

今日は、裏蓋の接着を行いました。

裏蓋は、12ミリ針葉樹合板+19ミリマリン米松合板(19ミリパーチクルボードの場合もあり)の2枚重ねになります。

ウーハーの音圧が掛かる部分ですから板厚を厚くしています。

 

3台分の6枚を接着しています。 天井の反力を利用して突っ張り棒でプレスしています。おそらく200~300キロの

圧力が掛かっていると思います。 全面を押さえ切れないので、顎の長いクランプも使用しました。

 

上の黒い木材はウォルナット材で、前脚用のブロック材です。

ややオレンジ色にみえるものが、19ミリ厚マリン米松合板です。 2枚は、パーチクルボードです。

 

以前から、LE8T ボックス(約40リットル)の上に置く 075用のボックスが欲しいと思っていました。

良質な米松合板を入手したので、C41 アンジェラスのレプリカを制作してみました。

 

パーツを接着剤で組み立てました。ACサンド(通称グッドワンサイド)の6ミリ・12ミリ・15ミリの米松合板と米松材で製作

しています。 接着剤が付いていてキレイではありません。今後突板を貼り仕上げいたします。突板を貼ると見違えるように

なります。

 

接合部分は、すべて溝切して確り組み立てています。 材料のACサンド米松合板は、表面A級、裏面C級で 五層です。

6ミリ厚のACサンド米松合板は、裏蓋に使用します。

 

 

パラゴンレプリカの制作で天板は特にセレクトしました。

20数枚のマリン米松合板から、補修が少ないもの、傷が少ないもの、表面のべニアが厚いもの等の基準で選びました。

そのまま塗装して家具でも十分使用できる品質です。

 残念ながら突板で隠れますので、どれくらい優れた品質のマリン米松合板を使用したかの証拠として、

天板の木目の写真 をすべて撮影しました。 7台分の天板です。米松合板独特な美しい木目が出ています。

全く補修痕がないものが多く、たとえ補修痕があったとしても1箇所か2箇所までです。

使用している米松べニアは、ピーラー(米松の大径木)に刃を入れて桂剥きにしたもので、継ぎ目がありません。

 

左の天板、右の天板の順です。 左右の天板は、同じ合板からカットしていますので、木目の傾向が同じです。

ABM8の天板は、木目が小さめで目が詰まっています。

ABM9の天板

ABM10の天板

ABM11の天板

ABM12の天板

ABM13の天板

ABM14の天板