C44-100 パラゴンレプリカ製作 お客様からお写真頂きました。

先日、お客様のもとへパラゴンレプリカを納品いたしました。たいへんありがたいことにお礼のお言葉とお写真が送られてきました。 そのお写真を見て、制作の苦労が思い出されて安堵いたしました。 2月から続いているコロナ騒動の時期も重なり、納期がたいへん遅れまして、 お客様には、多大なご心配をおかけしていましたので、より感慨深いのです。お客様には大変感謝しています。

 

この写真を見ただけでかなり広いリスニングルームということが分かります。 壁面・床・天井のすべて木でくみ上げられた素晴らしいお部屋です。

 このパラゴンレプリカの概要ですが。 米松合板仕様です。 ウォルナット板目の突板にマホガニー色のステインを使用しています。 AB級19㎜マリン米松合板を約80%の箇所に使用しています。 意外と思われるかもしれませんが、米松合板は、パーチクルボードよりも約20%軽いので響きが明るく軽いようです。パーチクルボードを、拳骨で叩くと「ボン」と低い音ですが、米松合板では「コンまたはカン」ようなややかん高い音が出ます。それが、米松合板は響きが良いと言われている理由のようです。

向こう側にDD55 エベレストと三菱NHKモニターが見えます。 どちらも音の傾向は全く違いますが、名機ですね。 

レコードジャケットからお客様は、ジャズレコード愛好家ということが分かります。

DD55エベレストや三菱NHKモニターが小さく見えるたいへん広いお部屋です。 まさに大型スピーカに最適なお部屋ですね。

広いお部屋は、空間の容積が大きいので、制約なく開放的に鳴るようです。

天井も、開放的な構造になっています。おそらくこの構造を採用したのは、大きいスピーカーを良い音で鳴らす目的でお部屋を設計されたと思います。床面積が広いので、スパンを支えるため巨大な梁が交差しています。