店長&スタッフ日記

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フロントレッグの下の部分を削っています。もう少しです。

今日は、パラゴンレプリカの金属部品をご紹介いたします。

パラゴン再現が難しいのは、特殊な形状の金属部品をいくつも準備しなければいけないからです。

どれも既製品は無く一品製作物です。

まず フロントレッグを本体に取り付けるためのパーツです。厚さ3ミリ超で20センチ四方ありますのでかなり大きいパーツです。

手にズッシリと重いパーツです。

375ホーンを本体に取り付けるためのパーツです。これも確りとしたパーツです。

フロントレッグ用のパーツです。直径が約40ミリ前後です。

375ドライバーを固定するためのボルトと蝶ナットです。約30㎝です。

フリントレッグに375ホーンを固定するための金具です。2つのネジでホーンの片端に固定します。

レフレクターを本体に固定するためのパーツです。本体に取り付けたこのパーツの上端が、リフレクターパネルの溝に

接合してリフレクターを確り固定します。 長さが、約70㎝です。

左右のボックスを引き付けて固定するお馴染みのパーツです。

今日もフロントレッグの上部を削りました。

長さが20センチ足らずで小さいのでナイフで簡単に削れると思っていましたが、

オルファ等のナイフでは全く刃が裁ちません。

確りと台に固定して、力を入れて刃物を扱わないと削れません。

刃物が良く切れるときは削りが楽しいです。

パラゴンの製作では、唯一木材削りを行うパーツです。

パラゴン1台完成させるするためには、オールラウンドな技能が必要なことがわかります。

 

 

 美しい形状のレッグです。下は、オリジナルです。オリジナルは、ウォルナット製です。 上部はミズナラ材を削り出したものです。

正面から見ると細身ですが、パラゴンの象徴的なアクセントになっています。

途中にある黒いリングは、ホーン取付け金具等を巧妙に隠すデザインになっています。

 

 

 

フロントのレッグを上部を削り出しました。

やはりこのパーツの製作は、パラゴン製作の中でも一番難しいものでした。

ノウハウの塊のようなパーツです。

私の記憶では、2種類の形状があるように思います。

私は、設計図を基に忠実に再現しましたが、満足いく曲線が削れたと思っています。

 

 先端が反っているようなカーブを描いています。左から

右から

下がオリジナルレッグです。上が今回削ったパーツです。

黒いリングは、ネジ等を隠すためのデザインです。

最後の難関です。フロントレッグ上部の製作は難しいです。

このパーツは、中音ホーンの端を支持して、しかも上と下のサイズが異なり、さらに角度ついて設置しています。

JBLが昔販売していたオリジナルの設計図は、パーツの製図があるのみで、どうやって製作すればよいか、

あるいは、その製作手順など一切記載がありません。

まるで、当時のJBL社の熟練な職人がパラゴン設計図は、販売しても構わないが、このような製作困難なスピーカーを素人が作れる

ならば作ってみよと言っているような気がします。

だからこそ、パラゴンの製作は、ノウハウの塊で、設計図は有りますが、誰でも簡単に製作できないと思います。

こういうことを約1年考えているうちに、最後の難関です。何とか明日には、解決しそうです。

 

見本がありませんが、下のフロントレッグの見本の上部のパーツです。

 

先日、当方の不注意で、23年以上使用している大事なマキタの30センチ丸鋸の安全カバーを壊してしまいました。

原因は、ネジの緩みで カバーがずれて鋸刃に接触して壊れたのです。

20年以上の機械で修理部品が供給されないか、修理が法外に高価で新しいタイプのの丸鋸を購入せざるを得ない状況になると深く落ち込みました。

しかしながら さすがに世界のマキタです。

探せば23年前の機械の補修パーツでもありました。

この丸鋸には愛着があります。

大きいものは、このガレージ兼作業場、メトロゴン、パラゴン、D55エベレスト その他家具などの製作には、殆ど使用している主要な機械です。

酷使していますが電気系統の故障など一切ありませんでした。

マキタのプロ用機械は、信頼性が最高だと思います。

アメリカ製や台湾製機械が台頭していますが、本当の日本製は最高だと思います。

 

安全カバーを取り去った30センチ丸鋸です。大きいので珍しいと思います。30センチ丸鋸ですので

かなり大きい材もよく切れます。現在フォレストのチップソーを入れています。

平成5年製造です。

補修パーツです。

今日からまた、現場復帰です。

 

 先日粗木取した木片をオリジナルの形状になるように削っています。

ミズナラ材は、目が詰まって硬いので思うように進みません。

 先日、パラゴンのオリジナルレッグ(ウォルナット材)を見ていて発見したのですが、

単一の木片ではなく貼物であることがわかりました。

1950年代から80年代にかけて製作されたパラゴンですが、その当時資源に余裕のあった

アメリカでさえ大きい木材が安定供給されていなかったということです。

以前にも2つに割れたレッグを見たことがありましたので、この事実は、間違いないと思います。

 

 

右のオリジナルレッグは、写真右辺のところに縦にスジが入っているのが見えますが、そこがつなぎ目です。

わからないように巧妙に接着しています。 左は、ミズナラ材です。

今日もフロントレッグの切り出しを行いました。

木の材質が密で 切り出しは困難でした。

鋸が悲鳴を上げるほど切断に抵抗がありました。

予備も含めて7個製作しています。

面白い木目のミズナラです。 茶色の部分が芯材で、白い部分が辺材です。

境界がはっきりしています。 もちろん丸く削りますので、殆どが芯材になります。

 

今日は、パラゴンの前足の粗削りを行いました。

メトロゴンとパラゴンを製作してみて、色々な木工の技能が身につきました。

熟練したとは言えませんが、一通りの技能は経験できました。

無垢の木材の加工、合板等の加工、突板貼、木材曲面加工、ウッドレース、ウッドカービング、塗装仕上げ、オイル仕上げ、

その他非常によい経験をさせてもらっています。

 

本日 H5038 ホーンが、鋳物屋さんから入荷しました。

待ちに待ったホーンの入荷でした。

箱から取り出すと 手にずっしりでした。

材質が違うのかもしれませんが、オリジナルよりかなり重いのが特徴です。

これから時間をかけて削りますので少しは軽くなると思います。

前回、メトロゴンのH5040 ホーンは、AC4というアルミ鋳造材料でしたが、今回のパラゴンのH5038ホーンは、AC5というアルミ鋳造材料で製作して頂きました。

重量は、1個当たり4キロありまして、より重い素材ですので、音質的に良い影響があるのではないかと思っています。

一番右の少し黒いホーンはひな形です。

材料のカットを始めた時から約11か月費やして本体部分が完成いたしました

。こんなに時間が掛かったのは、乗り越えなければいけない難関な作業があったからです。

JBLの設計図は、殆ど正確でその通り作ればよいのですが、加工の難しい箇所があります。

そこは、時間をかけて最良の方法で製作したつもりです。

残っている作業は、前足の製作と金属部品の取付けです。

何とか5月の連休前には、音出しをしたいものです。

 

JBL LE8T 用 新ボイスコイル 入荷しました。

沢山のお客様からご注文を頂いている ボイスコルがやっと入荷です。

以前のモデルよりコイル巻き幅を狭くして軽量化しています。 パーツナンバー;#1305-8AL MKⅡ

順次、お待たせしているお客様には、ご連絡をさしげます。

 

日本のオーディオ愛好家で,この三菱ダイヤトーン P610 スピーカーを知らない人はいないと思われるほど超有名です。

この三菱ダイヤトーン P610の補修パーツを当社で販売しています。

お手持ちの P610を蘇らせては如何でしょうか。

 

まず、コーン紙ですが、三菱P610専用パーツではなく、本来はギターアンプ用ですが、P610フレームに適合します。P601と記載がありますが正しくはP610です。ご注意下さい。

このガスケットもP610フレームに適合します。少々小さめで薄いので複数購入されて重ねてご使用下さい。

 

本来のフェルト?エッジとは違うウレタンエッジですが、P610に適合します。

試験的に右側ボックスの側板の塗装仕上げを行いました。

塗装は、細心の注意を持ってしても思うように仕上がりませんが、何とか艶有で仕上げられる自信が出来ました。

写真の方向が悪く申しわけありません。 庭の様子がピンボケですが映り込んでいます。

天井の蛍光灯も映っています。

ここ数日本体の上塗り等を行っています。

全く地味な作業の連続で、外観の変化も無しです。

あと1週間くらいで、本体の製作は、完了する予定です。

そのあとは、最後の難関の前足です。

既に、木材は入手して乾燥保管しています。本体と同じペンキ仕上げします。

一番難しいのは、形状ではないでしょうか。

JBLの設計図によれば、この足は、主に直線で形成されています。

丸みはあるのですが、直線の形状の組み合わせで型造られています。

 

前足の見本です。 パソコンの調子が悪く写真が横向きです。

この見本は、ウォルナット材のようです。

細部が非常に参考になります。

時間がかかっても、最終的にこの形状に仕上げれば良いのですから、これを見ていると安心します。

 

標題のパラゴン レプリカ エンクロージャーのモデルナンバーをDD44000 から C44-100に変更いたしました。

 DD44000というのは、装着するユニットやネットワークを含めたシステムの名称です。

従って 当方のは、エンクロージャーの製作ですから、1958年のJBL パラゴン 設計図の型番 C44-100 に今後 変更いたします。

因みに、その設計図には、C44-100 インテグレーテッド ステレオフォニック エンクロージャー コンプリート(一体型 ステレオ型 完結 エンクロージャー) と表示されています。

製作作業は、地味にサンドペーパーをかけたり、ペンキを塗布したりしています。特に外観に変化はありません。

そろそろ金属パーツも届きはじめています。

375ドライバー用の ボルトやナットを入手しました。

 

写真の向きが悪く申しわけありません。 375ドライバーをガッチリと挟むように設置します。赤い木片はドライバーとホーンの

実物大模型です。

また本日から、製作再開しました。

この時期、決算等で製作が進まない期間が2週間くらい続きましたが、今日でそれも終わりスッキリした気持ちで再開しました。

今回のパラゴンは、メトロゴンの仕上げとは異なる塗装仕上げを目標にしています。

下塗りが完了したので、上塗りに向けて下地調整を行いました。

地味な作業ですので写真はありませんが、明日からいよい よ仕上げ塗装です。

レプリカ製作も終盤です。

これまでで製作過程で苦労もしましたが、最終的にうまく出来たところを見て頂きたいです。

パラゴンは、特徴的な形状の箇所の出来栄えは、前から見ればすぐわかるのですが、

私は、下の写真の部分が上手に出来れば、全体にも丁寧に製作されていると推測できと思います。

 

この部分は、パラゴンの特長的な部分ですから、表から見れば仕上がりの程度がすぐわかりますね。

ただし、まだ塗装が完了していませんので、べニア表面が滑らかではありません。

ここで見て頂きたいのは、右のアウターホーンと左の垂直のパーツの接合です。このようにピッタリと接合しないと

いけないのです。 まず左側のボックスです。

次に右側のボックスです。

これは、さらに内側からアウターホーンと垂直パーツの接合箇所です。ピッタリ合っています。

同じところの上部です。 375ドライバー用の開口が見えます。ここもピッタリに製作しています。

 

 

 

 

少し出っ張ったべニアなどをバイオリンメーカープレーンでトリムしました。

レプリカ3セット 左右で6台しましたので丸一日かかりました。

足や金属パーツ取付けが残っていますが、明日から塗装に進みます。

 

べニア面には、表面保護目的で下塗りを施しています。従って表面が綺麗ではありません。

パラゴンの特長的なフロントも思うように仕上がっています。さらにパラゴンが引き立つ塗装を考えています。